マツダは12月16日、2025年度省エネ大賞において「審査委員会特別賞(省エネ事例部門)」を受賞したと発表した。
受賞対象となったのは「鋳造用砂型軽量化による砂焼炉省エネ活動」だ。
省エネ大賞は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催し、経済産業省が後援する制度だ。優れた省エネ活動事例や技術開発などによる先進型省エネ製品などに対し、省エネルギー意識の浸透、省エネルギー製品の普及促進などに寄与することを目的として、広く優秀な事例を表彰している。
今回受賞した取り組みは、鋳造で作られるエンジン部品「アルミシリンダヘッド」の砂型再利用で必要となるエネルギー低減に関するものだ。砂型外側の不要箇所削減により2013年度比で約3.6%を軽量化し、砂の再利用のための焼炉で必要な都市ガスを年間原油換算17.7kL削減した。さらに対象となる砂型の割合を拡大するなど、省エネの取り組みを進めている事例だ。
なお、表彰式は2026年1月28日に東京ビッグサイトで開催される。
マツダは「省エネルギーの取り組み」「再生可能エネルギーの導入」「カーボンニュートラル燃料の導入等」の三本柱の取り組みを通じて、パートナー企業や地域と共に2035年のグローバル自社工場でのカーボンニュートラル、および2050年のサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けて挑戦を進めている。




