パイオニアは、企業のモビリティ課題をワンストップで解決するフリートマネジメントサービス「MobilityOne(モビリティ・ワン)」の新サービス「MobilityOne 訪問・巡回管理」を、2026年1月15日に開始すると発表した。
近年、労働時間規制の強化や人手不足の深刻化を受け、訪問・巡回業務においてもルート作成やスケジュール調整、ドライバー・管理者間の情報共有などで、業務負荷が増えている。紙の日報やFAX・電話を中心とした業務連絡など、アナログな業務フローもまだ多く残っており、それらの課題解決に向けたDX化の取り組みが求められている。
「MobilityOne 訪問・巡回管理」は、スマートフォン向けの「COCCHi(コッチ) 法人契約」をベースにしたナビゲーションアプリと、Webソフトを連携させた訪問・巡回業務向けのクラウドサービス。最適な訪問ルートの作成や訪問地点・スケジュール管理、ドライバー・管理者の連携・管理機能などにより、メンテナンスやフィールドサービス、営業・管理業務、廃棄物収集・処理、医療・介護など幅広い業種の訪問・巡回業務を効率化する。
管理用Webソフトで訪問ルートや地点情報を一元管理でき、管理者とドライバー間の情報共有がスムーズに行えるほか、訪問先に関する注意事項を記録・共有できる「訪問地メモ」機能も搭載しており、組織内の情報共有・連携を支援する。本サービスは、Webソフトとスマートフォンアプリのみで利用できるため、導入の手間や初期コストを抑えつつ、手軽に運用を開始できる。
主な特長として、訪問ルートや地点情報を一元管理できる管理用Webソフトでは、最大1万件までの訪問地点登録に対応。訪問先に関する注意事項を記録・共有できる「訪問地メモ」機能も搭載し、ドライバー・管理者間のスムーズな連携をサポートする。
自動ルート作成機能では、最大25件の訪問先を効率よく回れるルートを自動で作成する。「推奨ルート」「一般道優先ルート」など、状況に応じた最適なルートを選択可能だ。
スケジュール管理機能では、ドライバーの業務状況を一覧で把握できる機能を搭載。突発的な業務が発生した際にも、管理者は対応可能なドライバーを一目で確認でき、担当者のスケジュールに直接業務を追加することができる。
Webソフトで作成した巡回ルートは、スマートフォンアプリに自動的に同期される。乗車したドライバーは、スマートフォンのスケジュール画面をワンタップするだけで、訪問ルートを確認して出発できる。
また、助手席にナビゲーターが同乗しているような分かりやすい音声案内で、安全運転をサポート。交差点までの信号数のカウントや推奨する走行レーンなどを適切なタイミングで知らせる。
今後「MobilityOne 訪問・巡回管理」は、業務のさらなる効率化に向けて、順次機能のアップデートを進めていく。




