ローデ・シュワルツ・ジャパンは12月24日、メディアテックジャパンとのパートナーシップ強化を発表した。
日本の自動車業界にイノベーションの優位性をもたらすため、車載用非地上ネットワーク(NTN)試験での連携を深める。
自動車業界は常時接続車両を実現する上で、非地上ネットワークが果たす役割を積極的に模索している。メディアテックの最新NR-NTNデバイスの機能は、R&S CMX500 5Gワンボックス・シグナリング・テスタによって実証された。
R&S CMX500は、NR-NTN、NB-NTN、Direct-To-Cell(D2C、DTC)など、様々なNTN技術を試験するために設計された汎用性の高いソリューションで、すべてが1つのユニットに収納されている。マルチバンドおよびマルチオービットのサポートに加え、展開されたネットワークとその関連パラメータを視覚化できる専用のNTNワークスペースを備えている。
ローデ・シュワルツは、無線および自動車に関する豊富な知識と専門性を活かし、NTNに関連する新たな課題への対応、主要な車両コンポーネントの特定、そしてNTN対応車両の開発における試験の役割について解説する。
欧州、北米、中国におけるメディアテックとローデ・シュワルツのグローバルな協業は、日本でさらなる前進を遂げる。拡張されたスペースと強化されたエンジニアリング能力を備えた、大崎に開設したローデ・シュワルツ・ジャパンの新オフィスは、メディアテックとのNTNの現地プロジェクトへの迅速なサポートを含め、日本の自動車パートナーにとってプロジェクトの可能性と件数の増加をもたらす。
ローデ・シュワルツは、電子計測、技術システム、ネットワークおよびサイバーセキュリティの各部門を通じ、より安全に「つながる」社会の実現に向けて努力を重ねている。グローバルな技術指向のグループとして、90年にわたって先端技術の開発を続け技術の限界を押し広げてきた。ドイツ・ミュンヘンを拠点としたプライベートな独立企業であり、長期的かつ持続的な経営を行える体制を構築している。ローデ・シュワルツは、2024/2025会計年度(2024年7月から2025年6月まで)には31.6億ユーロの純収益を上げた。また、2025年6月30日現在、ローデ・シュワルツでは約1万5000名の従業員が全世界で活躍している。




