VWの最廉価電気SUV、『ID.クロス』フルヌード! 日本EV市場の起爆剤となるか?

フォルクスワーゲン ID.クロス 市販型のプロトタイプ
フォルクスワーゲン ID.クロス 市販型のプロトタイプ全 14 枚

フォルクスワーゲン(VW)が現在開発を進める、ブランド最廉価の電気SUV、『ID.クロス』を、ほぼカモフラージュ無しの状態でカメラが捉えた。VWのバッジまで付けているプロトタイプは、電気自動車であることを隠そうとしているようだ。

【スクープ画像】VW『ID.クロス』のプロトタイプ

重厚な渦巻き状のラップは消え、代わりにVWお得意の錯覚的な手法が採用された。グリル、ライト、バンパーに銀と黒のテープを貼り付け、旧型のガソリン仕様車に見せかけている。が、効果はなく、テープの下からは数か月前のミュンヘンモーターショーで発表された『ID.クロス・コンセプト』の輪郭がはっきりと見えている。

ドアは以前の偽装パネルがなくなり、ほぼ完全に露出している。わずかに、黒い下部プラスチックトリムをボディカラーのテープで覆って隠そうとしている。Cピラーの処理も隠されているが、こちにも偽装の下にあることが分かっている『ID.Buzz』スタイルのインサートを隠すていどだ。

形状的については、小さなノーズ、タイトなオーバーハング、そして引き締まったテールなど、ほぼすべてのパネルがコンセプトカーと一致しており、ライトのグラフィックスも偽装テープを通して見え、ミュンヘンに展示されたショーカーと全く同じに見える。そして、VWの最新のファミリーフェイスがはっきりと浮かび上がっている。

フォルクスワーゲン ID.クロス 市販型のプロトタイプフォルクスワーゲン ID.クロス 市販型のプロトタイプ

キャビン内は、ミュンヘンモーターショーで展示されたものとほぼ同じであることが確実視されている。つまり、ステアリングホイールの前には11インチの自立型長方形デジタルメータークラスター、コンソールの上にはChatGPT搭載のAIアシスタント機能を搭載した、はるかに大型の13インチタブレットタッチスクリーンが装備されているということだ。

量産型は、新型『ID.ポロ』と同じMEBプラットフォームとハードウェアを共有している。ID.クロス・コンセプトは、最高出力211ps/155kWモーターをフロントに搭載しており、これはVWが『ポロEV』向けに発表した3つの新型パワートレインの中で最もパワフルな機種だ。

フォルクスワーゲン ID.クロス 市販型のプロトタイプフォルクスワーゲン ID.クロス 市販型のプロトタイプ

ID.ポロの他の2つのオプションは、最高出力116ps/85kWと135ps/99kWで、後者はあるいは両方がID.クロスにも搭載されるのは間違いない。注目は「ID.クロスGTI」の登場だろう。理論的には可能で、VWはポロに226ps/166kWのモーターを搭載し、同社初の電動ホットハッチを開発する計画を持っている。

VWは、コンセプトカーのバッテリーサイズを公表しなかったが、航続を420kmと明らかにしている。これは、より軽量で滑らかな走りを実現するID.ポロの450kmと近い。バッテリーについては、ID.ポロは52kWhのバッテリーを搭載している。37kWhのバッテリーパックも用意されているが、ID.クロスには、このバッテリーパックは用意されないかもしれない。

ID.クロス量産モデルは2026年にデビューする。注目されるのは、ID.クロスの日本市場導入だ。現段階では不明だが、発売されればVW最小EVとなり、鈍化するBEV市場の起爆剤になるかもしれない。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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