カミーノは12月25日、木粉と植物由来バイオプラスチックを組み合わせた複合素材製ホイールキャップを開発し、スズキに採用されたと発表した。
この製品は、「ジャパンモビリティショー2025」において、スズキが発表した階段も登れる次世代四脚モビリティ「MOQBA(モクバ)2」に採用されている。
カミーノはこれまで、紙粉と植物由来バイオプラスチックの複合素材「PAPLUS(パプラス)」を用いたタンブラーなど、日用品を中心に製品化を進めてきた。コンセプトモデルのモビリティ部品として採用されるのは今回が初めての事例となる。
バイオプラスチックは主に包装材など生分解性が求められる用途が中心だが、耐久性・耐熱性を必要とする車載部品への採用は世界的にも稀。本取り組みはバイオプラスチックの新たな可能性を示すものだ。
カミーノは、地球環境に配慮した植物由来プラスチック製品の開発・提供を通じて、地球によりやさしい選択肢を提供する会社。環境に配慮した製品を普及させることでCO2排出量やゴミの削減、また廃材を再利用した資源循環のしくみ作りの支援をしている。
同社は2015年4月設立。東京都港区南青山に本社を置く。紙や植物を原料とする環境配慮型素材および製品の開発、資源リサイクルソリューションの提供を事業内容としている。




