産業用AIソフトウェアを手がけるIFSは、英国の軽量スポーツカーメーカーのモーガン・モーター・カンパニーとのパートナーシップを5年間延長すると発表した。
モーガンは10年以上にわたりIFS Cloudの新機能を早期に採用しており、会計、調達、サプライチェーン、生産、販売および納品にわたる主要業務の接続と最適化に同プラットフォームを活用してきた。
今回、IFS.aiを基盤とする最新版のIFS Cloudへとアップデートすることで、新たな産業用AI機能により、サプライチェーンの強靭化、調達効率の向上、そして世界的な人材不足や供給制約が続く中でも重要な業務機能を強化し、事業全体のレジリエンスをさらに高めていく。
この産業用AIへの投資は、モーガンの成長戦略とも密接に連動している。新市場への進出や生産能力の拡大を含む成長目標を支援し、特に米国での需要増に対応するスケーリング過程で、産業用AIは運用パフォーマンス改善に中心的な役割を果たすとともに、各車両に宿る職人技と技術の独自の融合を維持する。
モーガン・モーター・カンパニーIFS担当責任者のダニエル・ゴドウィン氏は「産業用AIを全社に展開するにあたり、IFSとのパートナーシップを延長できることを大変嬉しく思う。これは、モーガンが知られる業界をリードするコーチビルディング、軽量エンジニアリング、普遍的なデザインを支援し、モーガン車の特性を損なうことなくより効率的に業務を行う助けとなる」とコメントしている。
IFS AIアンバサダーとして、モーガンは自動車業界における産業用AIの将来像に直接影響を与えていく。本プログラムを通じて、モーガンおよび業界全体に価値をもたらす新たなAIソリューションの共同開発が可能となる。
両社のチームは連携し、コスト上昇、サプライチェーンの安全性、技能不足といった業界共通の課題に対応するイノベーションを創出することで、モーガン・モーター・カンパニーおよび自動車業界全体のエコシステムの強化に貢献していく。




