世界一への道のり NGKスパークプラグの技術開発史を記録

NGK
NGK全 2 枚

日本特殊陶業が展開するNGKスパークプラグの技術開発の歩みをまとめた書籍、『NGKスパークプラグの挑戦』(発行:グランプリ出版)が登場した。長年にわたり技術開発に携わった当事者が、自らの経験をもとに、図版を交えながら開発の実像を紹介している。

【画像全2枚】

スパークプラグは、エンジンの燃焼室でガソリン混合気に点火する重要部品だ。日本特殊陶業は排ガス規制や自動車メーカーの多様な要求に対応する製品を早期に開発し、1995年に世界最大の生産量を達成した。

著者は日本特殊陶業元専務取締役で工学博士の西尾兼光。1970年代から1980年代にかけての開発現場を描く。1936年に独立した日本特殊陶業は、米国チャンピオン社が世界首位を占める中、系列に属さない立場で国内全メーカーへのOEM供給を実現してきた。

1970年に米国で施行されたマスキー法を契機に、排ガス浄化対応スパークプラグの開発が加速する。自動車メーカーと一体となった技術開発により、日本車は1980年に世界生産首位となり、同社も国内首位へと成長した。

その後、日本車の世界的拡大を背景に、補修用市場でも販売を拡大。OEM重視の戦略と技術革新により、長年世界首位だったチャンピオン社を上回り、世界トップに到達した過程を実話として記している。

物語性のある記述とともに、スパークプラグの構造や機能を図表や数値で解説し、技術書としての側面も持たせた内容だ。

『NGKスパークプラグの挑戦』『NGKスパークプラグの挑戦』

NGKスパークプラグの挑戦
副名:世界の頂点に立つ
著者:西尾兼光(にしお・かねみつ。日本特殊陶業元専務取締役、工学博士)
発行:グランプリ出版
体裁:A5判・並製・212ページ
定価:2640円(本体価格2400円+税10%)

目次
スパークプラグ開発史の一端を伝える貴重な書/飯塚昭三
はじめに
第一章 本田宗一郎社長からの依頼
第二章 HY戦争勃発
第三章 GMショック
第四章 トヨタ自動車白金プラグ
第五章 ドイツの名車BMWに挑む
第六章 グリーンプラグ発売
第七章 スパークプラグの国際規格
終章 頂点に上る
あとがき

出版・編集関連事業に携わる方々へ:御社で発行されるモビリティ(自動車、モーターサイクルなど)関連書籍/雑誌を当編集部までお送りください。『レスポンス』サイト上にて紹介いたします。送り先は「〒164-0012 東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー17階 株式会社イード『レスポンス』編集部」。

《高木啓》

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