中国の自動車メーカーのGAC(広州汽車)は、2025年の海外業績を発表した。輸出台数が13万台を超え、前年同期比45%増となった。
過去2年間でGACの国際事業は飛躍的な成長を遂げている。2023年には海外販売が4万5000台に達し、初のブレークスルーを記録。2024年には輸出台数が9万台に拡大した。2025年末までに輸出台数は13万台を超え、前年同期比45%以上の成長を遂げ、中国の自主ブランドの中で輸出台数上位8社にランクインした。この2年間で、GACの海外販売台数はほぼ3倍に拡大した。
この力強い成長の背景には、確かなエコシステム構築力がある。統合型エネルギーエコシステムを携えて海外展開を果たした初の国有自動車メーカーとして、GACは「技術主導のGAC、フルチェーン・エコシステムでグローバル展開を推進」という方針を一貫して掲げてきた。
高品質、先進技術、プレミアムサービス、そしてバリューチェーン全体を網羅するエコシステムを強みに、GACはグローバル展開への道筋を描いている。2025年のバンコク国際モーターショーにおいて、GACは「One GAC」グローバル戦略を「One GAC 2.0」へと進化させた。1つのビジョン、1つの目標、1つのブランドイメージ、1つのローカライズ施策、そして5つの重点施策を軸に据えた同戦略により、より効率的かつ精緻な市場展開を可能にするとともに、統一されたグローバルイメージの構築を推進している。
One GAC 2.0の方針のもと、「タイ・アクション」、「ブラジル・アクション」、「オーストラリア・アクション」といったローカライズ施策が展開されている。GACは、製品、ネットワーク、サービス、インテリジェント製造、エネルギーエコシステムおよびモビリティソリューションという5つの柱を通じて、「現地に根差し、現地のために、現地と一体化し、現地にサービスを提供し、現地社会に貢献する」を実践し、現地市場でのプレゼンスを構築するとともに、販売拡大を推進している。
2025年には、GACは海外で新たに5モデルを投入するとともに、ブラジル、ポーランド、ポルトガル、オーストラリア、アルゼンチンを含む16の新市場に進出し、展開先は86の国・地域に拡大した。グローバルネットワークは281拠点増加して630拠点となった。インドネシアおよびマレーシアにおけるKD生産は計画どおりに開始され、欧州KDプロジェクトも着実に進展しており、海外工場は計5拠点が稼働している。
これを踏まえ、2026年はGACの海外事業を量・質の両面で本格的に拡大する重要な年となる。GACは輸出台数25万台を目標に掲げ、画期的な「番禺アクション」に続く「第2の成長曲線」の創出を目指すとともに、中国自動車ブランドのグローバル展開におけるベンチマークとなることを狙っている。




