ジェンテックス・コーポレーションは1月6日、CES 2026において、最新の自動車関連技術を発表した。同時にスマートホームやアクセス制御、プレミアムオーディオ産業への進出を披露し、製品の多様化戦略を提示している。
ジェンテックスは、グローバルな自動車、航空宇宙、防火、医療産業向けに電気光学製品を長年供給するテクノロジー企業。自動車電子機器で最も知られているが、戦略的に製品ポートフォリオを多様化しており、最近の買収により医療、スマートホーム、生体認証、プレミアムオーディオ分野への足場を築いている。
2016年に登場して以来、ジェンテックスのフルディスプレイミラー(FDM)は自動車業界をリードするデジタルリアビューミラーとなり、現在では世界中の140車種以上に搭載されている。専用カメラとミラー一体型ビデオディスプレイを組み合わせ、後方視認性を向上させる。
CES 2026で新たに発表された次世代FDMには、同社の独自技術のダイナミック・ビュー・アシストが搭載されている。これは一連の動的表示モードによって運転の安全性を高め、デジタルミラーをより自然に感じさせる機能だ。
新システムは、車両が低速走行時にはミラーのデジタル視野を自動で拡大、後退時には下方へ傾斜するほか、死角にいる車両を表示するために横方向に拡大したり、ピックアップトラックへの搭載では荷台をモニターするなどして、視認性を大幅に向上させている。
ジェンテックスは調光ガラス分野で世界的に認知されたリーダーであり、自動車業界向けの自動防眩リアビューミラーやサイドミラー、航空宇宙分野向けの電子調光ウインドー(EDW)を含め、年間数千万ユニットを出荷している。
CES 2026では、大型調光デバイスの次世代モデルを展示。調光式サンルーフや、各種のバニティミラー機能を統合したサンバイザーなどを展示している。
欧州連合の一般安全規則(GSR)や各種新車評価プログラム(NCAP)が、自動車メーカーにドライバー監視システム(DMS)の搭載を促している。ジェンテックスは拡張可能なミラー一体型ドライバー・車内監視システムを提供しており、すでに複数の自動車メーカーとの契約を獲得している。
CES 2026でジェンテックスは、運転者の頭部姿勢、視線、その他の指標を追跡し、注意散漫、眠気、急な体調不良、半自動運転時におけるマニュアル制御への復帰を判定する新しいドライバー・車内監視システムのデモ機を開発した。
このシステムには、乗員、行動、物体や生命の有無を検知する2Dおよび構造化光ベースの3D車内監視機能を搭載。ジェンテックスの最新ソフトウェアセットには、認知状態認識、機能障害検出、バイタルサイン監視、衝突後通信といった新機能が含まれる。
ジェンテックスのホームリンクは自動車業界で最初のカー・トゥ・ホーム自動化システムであり、現在約1億1000万台のホームリンク搭載車両が走行中と推定される。ホームリンクは車内ボタンをプログラムし、ガレージドアや敷地の門、多様なスマートホーム機器を起動可能にする。
次世代HomeLinkでは、ジニー社との提携によりクラウドベースのガレージドア作動機能を追加。ジェンテックスユーザーはHomeLinkアプリまたは接続車両からHomeLinkクラウド経由で、接続されたジニー製品を安全に制御し、ガレージドアの開閉コマンドを安全に操作できる。
さらに、HomeLinkはまもなくApple CarPlayおよびAndroid Autoとの互換性を実現すると同時に、AmazonやSamsung SmartThingsなど主要ブランドの幅広いスマートホーム製品も操作可能となる。
セントラルホール(ブース17204)では、VOXX by GentexとPremium Audio Co. (PAC) by Gentexが展示される。
VOXXは自動車技術の最先端を走り、リモートスタート、セキュリティ・テレマティクス、後席エンターテインメント、ドライバー安全、車内空間の向上、商用車フリート向けソリューションを専門としている。
2020年に設立されたPACは、コンシューマーテクノロジー分野において最も革新的で包括的かつプレミアムなオーディオソリューションプロバイダー。同社は人々とエンターテインメントへの情熱をつなぐ。PACにはKlipsch、Onkyo、Integraなど、伝説的で尊敬されるブランドが名を連ねている。
1974年設立のジェンテックス・コーポレーションは、その中核技術、戦略的提携・買収、継続的な研究開発を駆使し、多様な分野で市場をリードする地位を築くテクノロジー企業だ。




