運転免許取得・外国運転免許切替支援サービス事業を展開するジップラスは1月6日、AZ-COMネットワークと業務提携契約を締結したと発表した。
この提携により、ジップラスが出資するインドネシア現地法人PT Daisan Minori Indonesiaが運営する「YUZURU DRIVING SCHOOL」にて育成したドライバー人材を、AZ-COMネット加盟企業に紹介し、日本の自動車運送業界が直面する深刻なドライバー不足の解消に貢献する。
少子化による若年ドライバーの減少に加え、2024年4月からはドライバーの時間外労働時間に年960時間までの上限が設けられた「2024年問題」が本格化。今後十分な対策を講じなければ「営業用トラックの輸送能力が2024年には14.2%、さらに2030年には34.1%不足する可能性がある」と指摘もあり、物流の担い手の確保等が喫緊の課題となっている。
このような状況の下、とりわけ中小企業のトラック運送会社の経営状況は、厳しさは増している。深刻な人材不足、特に若年ドライバーの採用難やドライバーの高齢化に加え、輸送量の減少および過当競争下による輸送単価の下落、社員教育や後継者育成に十分な対応ができないなどといった、複合的な問題に直面している。
物流業界において外国人ドライバーの採用・育成が急務となる中、ジップラスは外国人の運転免許取得斡旋や外免切替支援、さらには国内企業への紹介事業を軸としたビジネスモデルの構築を加速させている。
AZ-COMネットとの戦略的提携を通じて、外国人材が日本の物流インフラを支える新たな基盤づくりを牽引していく。
2025年10月1日、インドネシア・チカランに日本式自動車教習所「YUZURU DRIVING SCHOOL」を開校した。同校では、約4000平方メートル規模の日本式教習コースを備え、日本の指定自動車教習所で実施されている学科教育・技能教習と同等のカリキュラムを導入している。
さらに、トラック分野に特化し、運行業務や荷役に関する知識教育も行うことで、日本で即戦力となるドライバーの育成を実現している。
外国人ドライバーは、インドネシアに滞在している段階から、日本の交通ルールや運転技術を体系的に学ぶことができ、2026年中には、年間600名規模のドライバー人材の輩出を予定している。将来的には、日本政府が受け入れ上限とする「外国人ドライバー2万4500人のうち10%超となる2500人以上」の輩出を目指している。
また、2025年12月1日に外国人の外免切替受験者を支援するAI学習サービス「Drivey(ドライビー)」を開発し、サービスの提供を開始した。Driveyは、2025年10月1日から制度改定となった外免切替厳格化に対応し、運転免許取得に必要な知識を効率的に身につけられるAI学習サービスである。動画と対話型テキストによる分かりやすい解説で、学習のハードルを無理なく乗り越えることが可能となる。
AZ-COMネットは、AZ-COM丸和ホールディングスを中心に設立された一般社団法人で、現在約3000社の運送事業者が加盟する日本最大級の物流ネットワークだ。同法人は、人手不足の解消、次世代の社員教育、後継者育成といった深刻な経営課題の解決を支援している。
今回の提携により、両社の強みを融合させることで、物流業界の持続的な発展と、多様な人材が活躍できる環境整備を強力に推進していく。
ジップラスは、法人向け総合支援サービス「ZIPLUS for Biz(ジップラス・フォー・ビズ)」の提供を通じ、「免許に関するすべてのシーンで企業と人を支えるパートナー」として、免許取得から人材採用・育成までを一貫してサポートしている。今後も、企業の最適な人材戦略を支援するとともに、日本のモビリティ産業の持続的な発展に寄与することを目指す。




