2025年の国内輸入車販売、EVも“逆輸入車”も過去最高を更新[新聞ウォッチ]

インドで生産し輸入するスズキ『フロンクス』と『ジムニーノマド』
インドで生産し輸入するスズキ『フロンクス』と『ジムニーノマド』全 4 枚

年が明けてから「七草」も過ぎると、前年の実績を分析したさまざまな記事が目に留まるようになる。きょうの各紙にも自動車関連のニュースが目立つ。

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例えば、読売は「昨年輸入販売EVが過去最高、国内、前年比26%増 」とのタイトルで掲載。日本自動車輸入組合が発表した2025年の輸入車販売(日本メーカー製除く)によると、前年比7.0%増の24万3129台で、2年ぶりに増加。このうち、電気自動車(EV)が26.1%増の3万513台と、過去最高を更新するなど、全体を押し上げたという。

台数非公開の米テスラが大半を占めるとみられる「その他」が88.4%増の1万693台と急増。価格攻勢を強める中国BYDは62.4%増の3870台、韓国ヒョンデ(現代自動車)は89.2%増の1169台。メーカー別の総合順位では、独メルセデス・ベンツが4.4%減と台数を減らしたものの5万857台で、2015年以降11年連続で首位をキープ。2位は独BMWで3万5729台、3位は独フォルクスワーゲンで3万1031台だったという。

日経にも輸入組合が発表したデータをベースに「逆輸入車11万台、昨年、過去最高」とのタイトルで、海外から輸入する日本車のいわゆる“逆輸入車”をクローズアップ。2025年は前年比19%増の11万1513台と、30年ぶりに過去最高を更新したという。このうち、スズキがインドから輸入する『フロンクス』や『ジムニーノマド』が好調で前年比7倍の4万3266台となり全体をけん引。ただ、ホンダも『WR-V』をインドから輸入しているが、全体では18%減の3万7022台で、逆輸入車でも明暗がわかれたようだ。

一方で、国産車に目を向けると 2025年に国内で最も売れた新車は、4年連続でホンダの軽自動車『N-BOX』で、販売台数は前年比2.4%減の20万1354台。2位はトヨタ自動車の『ヤリス』、3位はスズキの『スペーシア』が健闘した。

もっともベスト上位10車種のうち、完全子会社のダイハツ工業の2車種(5位『タント』、6位『ムーヴ』)を含めるとトヨタグループが7車種を占めており、「N-BOX」の首位とともに、相も変わらず「トヨタの独走」状態が続いてニュース性に欠いてなのか、各紙の国産車の年間ランキングは地味な扱いだ。

2026年1月9日付

●CES、EV展示激減、欧米脱炭素見直し背景、AI活用部品など中心に (読売・6面)

●昨年輸入販売EVが過去最高、国内、前年比26%増 (読売・6面)

●米、66の国際機関脱退へ、気候変動枠組み条約も、トランプ氏署名(朝日・1面)

●「N-BOX」4年連続1位、25年国内新車販売(朝日・6面)

●名古屋市バス24台、23~34日使用停止、中部運輸局、日報に虚偽報告 (朝日・22面)

●レアアース・ショック再び?中国の輸出規制、対象不透明、日本企業困惑(東京・2面)

●社説、危険運転に基準、悪質事故根絶の機会に (東京・3面)

●国内二輪出荷台数、昨年6%増 (日経・15面)

●丹羽宇一郎氏死去、先送りしない経営礎築く、日中交流、尖閣に翻弄(日経・15面)

●国内EV、トヨタ初首位、10~12月販売、新型車投入が奏功 (日経・17面)

●フォード、28年に「レベル3」自動運転車、元テスラ技術者が主導 (日経・17面)

●逆輸入車11万台、昨年、過去最高(日経・17面)

《福田俊之》

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