トヨタ・モビリティ基金、高校生向け自転車事故防止教材を全国で配布開始

トヨタ・モビリティ基金の「タテシナ会議」のロゴ
トヨタ・モビリティ基金の「タテシナ会議」のロゴ全 1 枚

トヨタ・モビリティ基金の「タテシナ会議」自転車・二輪分科会は、頻発する高校生の自転車事故防止のため、ARROWSと共同で高校授業用の教材「交通事故を未然に防ぐ"危険予測"と"安全行動"」を開発し、全国の高校への提供を開始した。

この教材は、高校生が自転車事故を「身近に起きうる自分事として捉える」「納得できる」「行動につながる」、先生方が「使いやすい」をコンセプトに制作している。既に生徒1万人分以上の申込を受け付けており、多くの高校での採用が見込まれている。

授業構成のポイントは3つ。まず、高校生に多い事故類型を題材にした写真や動画によるケーススタディを通じて、事故の原因や不安全な行動に共通するパターンを学習する。次に、その学びをもとに自分の身近な場所を検索し、危険を回避するための具体的な行動をグループワークで議論する。そして、先生と高校生が一緒に考えるワークを通じて、学校生活の中での交通安全に対する意識や行動の変化・定着を図る。

この取り組みの協力機関は、一般社団法人市民自転車学校プロジェクト代表理事の藤本典昭氏が監修を務め、ブリヂストンサイクル、東京海上日動火災保険、特定非営利活動法人自転車活用推進研究会が協力している。

なお、本教材は群馬県と連携した取り組み「自転車と自動車いっしょにSTOP!-脱・自転車事故件数ワースト1-」の一環として、より多くの高校生が実践的な交通安全学習に触れる機会を確保するために、学校のカリキュラムの中で使用が可能な教材として制作している。

ARROWSは「世界的課題に取り組む、知性の体現者であり続ける。」というミッションのもと、ビジョン「先生から、教育を変えていく。」を掲げ、現在は教育変革事業に注力。2013年から全国の先生が情報共有できる国内最大のオンラインプラットフォーム「SENSEI ノート」を開発・運営し、2017年から「SENSEI よのなか学」を開始している。

藤本典昭氏は一般社団法人市民自転車学校プロジェクト代表理事として、自治体の自転車関連委員を務める一方、自転車交通安全教育の第一人者として、市民、学生、子ども向け等、年齢層に応じた「自転車安全教育プログラム」の開発と普及に取り組んでいる。

トヨタ自動車は創業以来、顧客、ビジネスパートナー、従業員、そして地域社会等、全てのステークホルダーを尊重しながら、自動車を通じた豊かな社会づくりを目指して事業活動を行なっている。より公益的な活動を行うことを目的に、2014年8月、トヨタ・モビリティ基金を設立した。同基金では、モビリティを通じた豊かな社会づくりへの貢献に向けて、世界中で移動課題への対応をはじめとした幅広いプロジェクトに取り組んでいる。

《森脇稔》

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