スズキのインド子会社、Suzuki R&D Center India Private Limited(SRDI)は、インド・グジャラート州の国際自動車センター(iACE)内に、多目的電動台車の共創拠点「Suzuki e-Micromobility Innovation Lab for Ecosystem(SMILE)」を設立したと発表した。
SMILEは、スズキが開発する多目的電動台車「VmeM(Versatile micro e-Mobility)」とインドのアイデアを結びつける「共創の場」として、インドのスタートアップ企業や部品メーカーとの連携を強化し、顧客の立場に立った新たなモビリティの創造を目指す。なお、VmeMは日本では「MITRA」として発表されている。
1月11日から12日にグジャラート州ラジコートで開催されたイベント「バイブラント・グジャラート」にて、SMILEの設立発表およびVmeMの展示を行った。また1月13日には、グジャラート州ガンディナガルのiACEにて、スズキの加藤勝弘副社長、SRDIの生熊昌広社長、マルチ・スズキ・インディア社のマヘシュワル・サフー独立取締役が出席し、SMILEの開所式を開催した。
iACEは、グジャラート州政府とマルチ・スズキ・インディア社が2015年に合弁で設立したグジャラート州を拠点に学生や産業関係者の訓練と技能開発を推進する教育・イノベーション機関だ。自動車産業を担う次世代の専門家を育成することを目的とし、これまでに生産技術、モビリティシステム、自動車設計分野などの500を超える企業・団体から参加した1万人以上の人材に対し教育や研修を行ってきた。
SMILEは、iACEとSRDIが2024年12月24日に締結した「Project VmeM」の覚書をもとに設立された。スズキの車両製造技術とインドのスタートアップの先端技術を組み合わせ、産業、航空貨物、倉庫、自治体、エネルギー、不動産、プラント、農業など、インドの多様なインフラ分野への実装を目指し、生活に密着したインフラモビリティの創出に貢献していく。
スズキの加藤勝弘副社長は「VmeMがSRDIを通じてインドに導入されることを大変喜ばしく思う。VmeMプラットフォームは、未来のモビリティの進化に取り組む姿勢を体現している。SMILEの設立により、インドの産業界、スタートアップ企業、政府関係者と連携し、社会課題を解決し、成長と循環型社会を支える価値あるモビリティソリューションの共創を推進していく。また、今後インドがVmeMプラットフォームのグローバル展開における拠点として重要な役割を果たすことを目指し、技術開発を進めていく」とコメントしている。




