『ID.3』がゴルフと交代? VWのEVが予想以上に大きく変わる!

フォルクスワーゲン ID.3 改良新型のプロトタイプ
フォルクスワーゲン ID.3 改良新型のプロトタイプ全 26 枚

フォルクスワーゲン(VW)のコンパクト電気SUV『ID.3』が、第2回目のフェイスリフトを受けることがわかった。大きな謎は車名だ。

【スクープ画像】大きく変わるVW『ID.3』のプロトタイプ

コンパクトハッチバックの ID.3は、VWの電気自動車ラインナップである「ID」ファミリーの先陣を切って、2019年に発売された。2023年にモデル中期の改良を受けたが、さらにスタイリング、テクノロジー、バッテリーオプションを改良する、アップデートを準備しているようだ。次世代電気自動車『ゴルフ』の発売が2030年まで延期されたという報道もあり、ID.3の現役期間は当初の想定よりも長くなっている。

豪雪のフィンランド山中で捉えた ID.3改良新型のプロトタイプは、現行型を模倣した巧妙なカモフラージュを施している。しかし、よく見ると、グリルとヘッドライトに、アップデートされたデザイン要素を隠すステッカーが貼られていることに気付く。新しいフロントエンドは、VWのデザイン責任者であるアンドレアス・ミントの指導のもとにデザインされ、新型『ID.ポロ』のビジュアルアイデンティティに沿っていると思われる。

プロトタイプの側面とリアビューは、現行 ID.3とほぼ同じに見えるが、開発が進展するにつれて変更点が増えてくるはずだ。

フォルクスワーゲン ID.3 改良新型のプロトタイプフォルクスワーゲン ID.3 改良新型のプロトタイプ

インテリアでは、VW全体のトレンドである物理ボタンとタッチ式コントロールを導入し、新型 ID.ポロで採用されたアプローチを踏襲している。内装の品質も向上し、素材とデザイン要素がアップグレードされるはずだ。

昨2025年、VWの開発責任者であるカイ・グルニッツ氏は、ID.3の改良型は「全く新しいデザイン言語を採用し、原点に立ち返る」と発表した。この発言は、LEDライトのアップデートだけでなく、より深いレベルでの改良を示唆している。

フォルクスワーゲン ID.3 改良新型のプロトタイプフォルクスワーゲン ID.3 改良新型のプロトタイプ

技術面も強化され、パフォーマンス、航続、充電時間の向上が期待できる。また、スポーティな「GTX」モデルは、VWのブランドイメージの進化に合わせて、「GTI」バッジを装着する可能性もある。

バッテリーセルには複数の選択肢が用意されるかもしれない。より手頃な価格のリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーを搭載した、エントリーレベルが準備されているという報道があった。この動きは、スタート価格の引き下げにつながる。低価格帯の中国製EVが大量に投入される中で、価格の引き下げはVWにとって重要な戦略なのだ。

依然として不透明なのは、改良新型が「ID.3」という名称を維持するかどうかだ。最新のVWの命名戦略では、近日発売予定の ID.ポロ・ハッチバックや、『ID.クロス』SUVに見られるように、EVに従来の車名を用いる例も含まれている。ID.3から「ID.ゴルフ」へモデルチェンジの可能性はあるのだろうか? 確定情報はまだない。

いずれにせよ、フェイスリフトされた ID.3は2026年第2四半期に発売される見込みだ。より大型の電気SUV、『ID.4』ないし『ID.ティグアン』もその後に登場する。ID.ポロとID.クロスの発売も迫り、2026年はVWのEVラインナップにとって重要な年になりそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『アウトバック』新型、最新アイサイトに高精度地図データ搭載…ダイナミックマップが開発
  2. ロータスの名車『エスプリ』再来、フルカーボンボディに格納式ヘッドライト…アンコール『シリーズ1』発表
  3. BYD初のワゴン『シール6』、2026年後半に日本導入へ…高効率PHEV搭載
  4. 栃木県佐野市でご当地グルメと旧車のイベント…昭和&20世紀
  5. ホンダ『アコード』、日本にない1.5リットルターボも設定…2026年型を米国発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る