SDV時代の安全性・セキュリティ対策、ADaCが提案へ…オートモーティブワールド2026

ADaCのSDV時代の安全性・セキュリティ対策ソリューション
ADaCのSDV時代の安全性・セキュリティ対策ソリューション全 4 枚

ADaC(アドバンスド・データ・コントロールズ)は、1月21日から23日まで開催されるオートモーティブワールド2026に出展すると発表した。

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SDV開発における安全性・セキュリティ対策、システム複雑化という重要課題に対し、最適なソリューションを提案する。「ソフトが主役の車へ」をテーマに、AD/ADAS向けASIL-D対応リアルタイムOS、制御マイコン向けリアルタイムOS、次世代OTA、認証試験、タイミング解析などコア技術を紹介する。

AD/ADAS向け高信頼性リアルタイムOS「INTEGRITY」は、アプリケーション実行中にメモリ破壊が発生してもカーネルや他のアプリケーションに影響を与えず、安全にシステムを実行できる世界一堅牢なOSという。アプリケーションを仮想アドレス空間単位で分離・保護することで、外部からの侵入や攻撃があっても、システムに一切の影響を及ぼすことなく安全にシステムの実行が可能となる。

機能安全認証ISO26262 ASIL-D、情報セキュリティ評価基準コモンクライテリアISO/IEC 15408 EAL6+、サイバーセキュリティISO/SAE 21434 CSMS認証など多数の安全認証を取得しており、高い安全性と信頼性を実現している。展示会では、アプリケーションにメモリ破壊が起きても、安全にシステムを実行する様子をデモで体験できる。

制御系マイコン向けリアルタイムOS「μ-velOSity」は、高速・コンパクトで、限られたメモリリソースの製品に最適だ。Memory Protection Unit対応により、タスクを安全に分離でき、ISO 26262 ASIL-DやIEC 61508 SIL 3など機能安全認証に対応可能で、開発コストと市場投入時間を削減する。

統合開発環境「MULTI」は、プログラミングからデバッグまでを統一GUIでサポートし、複雑なプログラム動作を可視化する「History」や問題原因を逆再生で特定する「TimeMachine」を搭載。モデルベース開発などのサードパーティーのツールとの連携も可能だ。

次世代OTAソリューション「eSync OTA」は、世界で数百万台の導入実績を持つ先進的な車両OTAソリューションだ。サイバーセキュリティ法規UN-R155/156に準拠し、ゼロトラストモデルで最高クラスのセキュリティを実現。特許取得の適応型デルタ圧縮技術により効率的なデータ更新が可能となる。

さらに、車両データをリアルタイム収集・蓄積し、Webポータルで一元管理、収集した膨大なデータのAIでのフィルタリングにも対応。オンデマンドでのソフトウェア追加やサブスクリプション等の有償サービスを提供する。独自圧縮技術とリトライ・ロールバック機能により、コスト削減と効率的なOTAシステム導入を実現する。

タイミング解析ツール「T1」は、自動車向けECUの動作タイミングを検証する実績豊富なツールだ。SDVの普及により複数ECUの連携が必要となった現代の車載システムでは、複雑化に伴うタイミング検証ニーズが高まっている。実機ソフトウェアのクリティカルなタイミング問題を迅速に発見し、開発効率と信頼性向上を実現する。

ADaCは、車載ネットワークに関わる各種プロトコルの評価・解析・認証試験をワンストップで提供する技術パートナーだ。対応規格は、CAN、CAN-FD、LIN、CXPI、Automotive Ethernet(10BASE-T1S~マルチギガ)など幅広く、SDV化が進む中で高度化する通信要件に対応できる体制を整えている。

《森脇稔》

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