「照明」が人とクルマ、そして宇宙を繋げる、小糸製作所がCES 2026見せた「3つの最先端技術」

【ライティング】高精度ADBに使われる縦64×横256=約16,000セグメントのLEDマトリクス制御
【ライティング】高精度ADBに使われる縦64×横256=約16,000セグメントのLEDマトリクス制御全 18 枚

小糸製作所(以下:KOITO))は、米国子会社ノース・アメリカン・ライティング、セプトン・テクノロジーズと共同で、米国・ラスベガスで開催された世界最大のハイテク見本市「CES 2026」に出展した。CESへの出展は2018年の初出展から数えて8回目となる。

KOITOがCES 2026で紹介したのは、次世代モビリティ社会の安全・安心に向けた「ライティング」「センシング」「コミュニケーション」における最先端技術。CES2026ではこれらを3本柱にして紹介していた。

小糸製作所(以下、KOITO)は、米国子会社ノース・アメリカン・ライティング、セプトン・テクノロジーズと共同で、米国・ラスベガスで開催された世界最大のハイテク見本市「CES 2026」に出展した。CESへの出展は2018年の初出展から数えて8回目となる。

KOITOがCES 2026で紹介したのは、次世代モビリティ社会の安全・安心に向けた「ライティング」「センシング」「コミュニケーション」における最先端技術。CES 2026ではこれらを3本柱にして紹介していた。

◆ドライバーに最適な夜間視界を提供するライティング技術

「ライティング」ではまず「ADB(Adaptive Driving Beam)が紹介された。これは、ハイビーム走行中に先行車や対向車を検知するとその車両のエリアだけを自動で遮光し、他の領域はハイビームのまま照射するというもの。ただ、北米では2022年に法的整備が完了したものの、搭載は思うように進んでいないのが現状だ。具体的には、日本ではすでに20%弱ぐらいまで普及しているが、米国はなんと1%にも満たないという。

KOITOによれば、北米では過去10年間で夜間の歩行者死亡事故は約1.5倍にまで増加。その結果、日本の昼/夜死亡事故比率が1:2なのに対し、米国では1:3となっているという。とはいえ、日米で共通して言えるのは夜間死亡事故の約50%がロービーム走行中だということ。そこで眩しくないハイビーム「ADB(Adaptive Driving Beam)」の普及が事故減のカギとなるわけだ。

小糸製作所 常務執行役員の吉岡憲一氏は、「ADBがなかなか普及しない理由は、法規制が22年に改正されてまだ3年しか経ていないことがあるのと、もう一つはクルマにお金をあまりかけないお国柄というものもある」とした上で、「だからこそ、ADBの良さをもっと知らしめて普及させていこうという目的がこの展示にはある」と話す。

そこで、今回の出展でKOITOは照射の精度を上げた「高精細ADB」をはじめ、ADBのバリエーションを増やすことで搭載率アップを狙う。

高精細ADBは、縦64×横256=約16,000セグメントのLEDマトリクス制御により、必要最小限のシェードと最大限のハイビーム照射を両立させているのが特徴。歩行者眩惑を避けるため光量までも段階制御することができるほか、車載カメラによって自動ブレーキシステムが歩行者を検知できるレベルまで電流値を変えて制御できるという。

《会田肇》

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