住友ゴム工業は1月22日、米国のキャボット・コーポレーションと資源循環型補強性カーボンの商業化に向けた基本合意書を締結したと発表した。
キャボットの特許技術により性能を高めた資源循環型補強性カーボンは、使用済みタイヤを熱分解して得られた炭化物を同社のEVOLVEサステナビリティ技術により加工したもの。住友ゴムは本素材の量産タイヤへの採用に向けて検討を進めており、循環型社会の実現に向けた取り組みをさらに加速する。
キャボットの資源循環型補強性カーボンは、同社が特許を有する再生カーボン技術を活用している。住友ゴムのタイヤ生産において初めて採用を検討する新素材であり、両社の二酸化炭素排出量削減に向けた取り組みにおいて重要な役割を果たすと認識している。
住友ゴムは量産タイヤへの適用評価を進め、キャボットは今後見込まれる市場需要に対応するため、再生カーボン技術の拡大に注力する。
サステナブル原材料の採用は、タイヤ事業における循環型ビジネス構想「TOWANOWA(トワノワ)」を具現化する取り組みの一環。TOWANOWAはバリューチェーン上の5つのプロセスからなる「サステナブルリング」と各プロセスから収集したビッグデータを連携させる「データリング」で構成されており、二つのリング間でデータを共有・活用することで新たな価値提供を目指す。
住友ゴムは今後もTOWANOWAの実現を通じて、環境負荷低減、タイヤの高性能化および安全性向上、ソリューションサービスの拡大に取り組む。これらの活動を通じて、顧客に新たな価値を提供するとともに、持続可能な未来とモビリティ社会の実現に貢献する。
キャボット・コーポレーションは、米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置くグローバルな特殊化学品・機能性材料メーカー。補強用カーボン、特殊カーボン、電池材料、エンジニアードエラストマーコンポジット、インクジェット着色剤、マスターバッチおよび導電性コンパウンド、ヒュームド金属酸化物およびエアロゲルの製造・販売をしている。1882年に設立された。




