BYDは、2025年のBYD製電気バス(EVバス)の輸出台数が4234台(前年比18.2%増)に達し、世界市場シェア24%を記録したと発表した。輸出されたEVバスの4台に1台がBYD製となり、輸出台数・市場シェアの分野で3年連続世界首位を達成した。
1年間に4200台を超えるEVバスを輸出した企業はBYDのみで、同社の圧倒的な市場優位性を示しているという。
BYDは技術面でも大きく前進している。2025年9月16日には中国・杭州で最新の第三世代EVバス専用プラットフォーム「e-BUS Platform 3.0」を世界初公開した。世界初の量産型1000V高電圧アーキテクチャを採用し、駆動系、充電・配電、空調システムなどすべてが1000Vに対応している。
日本市場では2025年にBYD製EVバス導入から10周年を迎えた。これを記念して、同年10月に開催されたJapan Mobility Show 2025に初出展し、これまでの歩みと実績、最新技術を広く紹介した。2025年度末時点での日本市場における累計導入台数は503台に達し、国内EVバス分野での市場シェアは約6割を占めている。
近年では路線バスやコミュニティ・バスでの利用に加え、大学の送迎用といった自家用用途にも需要が広がり、BYD製EVバスを活用するシーンも多様化が進んでいる。また、すでにBYD製EVバスを導入している顧客からの追加導入も増加傾向にあるなど、長期運用を前提とした高い品質と耐久性、サービス体制など広範囲にわたる評価も高まっている。
2025年の日本市場での主な導入事例としては、静岡県の遠州鉄道が県内初となる大型EVバス「K8」を導入。東京都では関東バスが武蔵野市のコミュニティ・バス「ムーバス30周年記念事業」として小型路線バス規格の「J6」を導入した。大阪府では龍谷大学が大阪ガスオートサービスを通じて大学送迎用として「K8」を導入し、BYDとして初となる自家用用途としての導入となった。
欧州市場では、英国、ドイツ、ベルギー、イタリア、スウェーデン、ノルウェーなどでBYD製EVバスの導入が進んでいる。ドイツでは市場シェアの15%を獲得し、中国ブランドとしてトップクラスの実績を達成した。また、デンマークでは記念すべき5000台目のBYD製EVバスを納入した。
アジア太平洋地域では、日本、シンガポール、韓国、インドなどでもBYD製EVバスの導入が進んでいる。現在、シンガポールでは300台以上が運行中で、60%を超える市場シェアを占めている。南米市場では、コロンビア、ブラジル、チリ、ウルグアイなどでBYD製EVバスが運行されており、コロンビアでは累計1500台以上、97%の市場シェアを獲得している。




