「ミラ・アバンツァート」のワクワクを再び! 5速MT&ターボの『ミライース』、ロールケージ装備でも「4人乗り」のこだわり…東京オートサロン2026

SPK ミライース tuned by D-SPORT Racing(東京オートサロン2026)
SPK ミライース tuned by D-SPORT Racing(東京オートサロン2026)全 7 枚

ダイハツは「東京オートサロン2026」に競技車両のベースとなる、『ミライース tuned by D-SPORT Racing』を出展した。5速MTとターボエンジンを組み合わせるチューニングカーで、近々市販化予定だという。

【画像】ミライース tuned by D-SPORT Racing

◆ミライースの素性のよさを活かしたチューニングカー

ダイハツはD-SPORT Racingとして『コペン』やミライースをベースにモータースポーツ活動を3年ほど続けている。ミライースではK4GPなどに参戦。そこで得た知見をもとに市販化が決定した。

ダイハツコーポレート統括本部ブランド推進室主任の吉岡祐輔さんは、「以前ダイハツには『ミラTR-XXアバンツァート』など楽しくワクワクするようなクルマがありました。私としてもまた欲しいと思っていましたし、ミライース tuned by D-SPORT Racingの開発に携わったメンバーも皆そういう思いがありました」と話す。

ダイハツコーポレート統括本部ブランド推進室主任の吉岡祐輔さんダイハツコーポレート統括本部ブランド推進室主任の吉岡祐輔さん

そこから、「どうやったら作れるかと考え、そこにSPK(ダイハツと共同でモータースポーツに参戦している企業)の知見も合わせた結果、販売できるようになりました」という。

なぜミライースなのか。その理由について吉岡さんは、「D-SPORT Racingのミライースで参戦した車両がありますが、軽くて速いというのは楽しいんです」。ミライースはエコカーというイメージが強いが、「そのために軽量化していますので、その素性はモータースポーツにはぴったりです。軽いのは正義ですから。そこからワクワクしたものを作れるだろうという思いのもと、現場のメンバーとともに考えていったのです」。

◆6点ロールケージを標準装備も「4人乗り」のこだわり

SPK ミライース tuned by D-SPORT RacingSPK ミライース tuned by D-SPORT Racing

SPKからコンプリートカーとして販売予定のミライース tuned by D-SPORT Racingは、ミライースのカタログモデルにはない、5速MTとターボエンジンの組み合わせが大きな特徴だ。さらに6点式ロールケージを標準でパッケージングしている。ロールゲージなしの仕様は設定されないという潔さだ。

この6点式ケージにはこだわりがある。「ミライースとしての普段使い、使い勝手をなくさないように4人乗りです。私のように家庭持ちには家庭内決済が降りやすいかな(笑)」と吉岡さんは話す。

因みに搭載されるエンジンは『コペン』などと同じKF-VET型で、トランスミッションもコペンなどと同じFF用の5速だ。当然フィッティングでの変更はあるものの、それ以外は共通でパワーやトルクなどの数値に変更はないという。

最後に吉岡さんは、「SPKと一緒にできたこと、そして一時中断していたモータースポーツのクルマを開発していけることは、本当に嬉しい」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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