日本通運HD、生成AI活用で物流現場の課題解決へ…スタートアップ2社と共創開始

DEMODAYの様子
DEMODAYの様子全 3 枚

NIPPON EXPRESSホールディングス(以下NXHD)は、eiiconが運営するオープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」と連携し、生成AI活用を加速して現場課題の解決を目指すオープンイノベーションイベント「NX-Tech HUB Open Innovation Program」を開催した。

【画像全3枚】

両社が実施したピッチイベント「DEMODAY」では、61社324件の提案の中から2件の共創パートナーを採用した。

本プログラムは、生成AIの技術進展を活かし、NXグループの現場課題を起点としてスタートアップ企業と共創する取り組みだ。物流現場、CS・バックオフィス等の領域で顕在・潜在化する課題をオープンに提示し、「AUBA」上で国内外のスタートアップから解決提案を募集した。

採用された2つのプロジェクトのうち、1つ目はNXキャッシュ・ロジスティクス(NXCL)とAYUMI BIONICSによる「心身機能と労働災害の関係性調査による行動改善の取組み」だ。AI動作解析技術を活用した心身機能の測定・データ分析機能により、高齢労働者の増加に伴う労働災害リスクを可視化する。個別フォローアップを通じて行動変容を促進し、安全衛生管理をDX化する。

2つ目は、NIPPON EXPRESSホールディングスロジスティクスソリューション部とクラウドシフトによる「標準作業手順書(SOP)を自動かつ多言語で作成する取組み」だ。AIエージェントと既存データベースを活用し、属人化しがちなSOPの作成業務を自動化することで現場負荷を大幅に低減する。多言語対応させることでグローバル品質の標準化を目指す。

2026年1月から3月にかけて実証実験を開始し、同年5月頃に成果報告会を開催予定だ。社会実装に向けた本格検討を進める。

NXグループは、物流の枠を超え、DX推進やサービスの高度化を通じて新たな価値の創造に取り組んでいる。本プログラムは、物流業界の枠を超えた革新を実現するための重要な一歩であり、外部パートナーとの共創を通じて、社会や顧客に新しい価値を提供し、持続可能な未来の実現を目指す。

《森脇稔》

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