フォーミュラE、世界初のBコープ認証スポーツに…最新電動マシンは100%リサイクル可能

フォーミュラEが世界初のBコープ認証スポーツになったと発表
フォーミュラEが世界初のBコープ認証スポーツになったと発表全 5 枚

フォーミュラEは、Bコープ認証を取得したと発表した。世界初のBコープ認証スポーツになったという。

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これによりフォーミュラEはスポーツにおける持続可能なイノベーションの基準としての地位を確立する。

このBコープ認証は、10年以上にわたりスポーツ業界にポジティブな変化を与えてきたフォーミュラEのリーダーシップを評価するものだ。そして、ビジネスの成長を促進し、社会に有意義な影響をもたらし、地球のための真の進歩を体現してきた取り組みを認めるものでもある。

この認証を取得することで、フォーミュラEは「Make Progress Thrilling(刺激的な進歩を)」という使命を明文化し、これまで派手な演出を重視してきたスポーツ業界に対して、持続可能性を優先させることの重要性を問いかける。

Bコープ認証の取得は、フォーミュラEが「現代のスポーツはいかにあるべきか」という点で、新たな世界基準を打ち立てていくという強い意思表明だ。

フォーミュラEのBコープ認証取得において決定的な要素となったのは、レースイベントにおける厳格な社会・環境基準、重点的なソーシャル・インパクト・プログラムを通じた地域社会への有意義な貢献、最高水準の従業員ウェルビーイング戦略、そして透明性と説明責任に対する同社の真摯な取り組みだった。

グローバルなBコープ・コミュニティの一員として、ベン&ジェリーズ、オールバーズをはじめとする世界的ブランドや、パーパス・ドリブンな志を持つ組織と肩を並べ、持続可能なビジネスの実践を加速させるとともに、より大きな社会的インパクトの創出を目指すという共通の使命を共有している。

フォーミュラEは、ダボスで開催された世界経済フォーラム年次総会において、最新車両「GEN4」を世界公開した直後にこの発表を行った。GEN4は、100%リサイクル可能な構造で20%のリサイクル素材を採用した、オール電動シリーズ史上最も先進的な車両であり、来シーズンにレースデビューを控えている。時速200マイル(約322km/h)での走行を想定して設計されたGEN4は、持続可能なエンジニアリングとトップスピードが両立できることを証明している。

現在シーズン12を迎えるフォーミュラEは、これまでで最大かつ最も挑戦的なカレンダーを実現しており、11都市で17レースを開催する。持続可能性を中心に設計されたカレンダーでは、大陸ごとにレースをまとめることで輸送距離を大幅に削減し、CO2排出量の抑制を実現している。これは、グローバルな展開と環境への配慮が共存できることを力強く示している。

フォーミュラEは、電気自動車の普及を加速させ、低炭素モビリティへの移行を推進することで、気候変動に立ち向かうために設立された。フォーミュラEは電気自動車分野の革新的技術の実験場として機能し、その知見を製造業へと還元している。

フォーミュラEは、英国規格協会(BSI)によるネットゼロ・パスウェイ認証を世界で初めて取得したスポーツであり、科学的根拠に基づく目標(Science Based Targets)を設定した初のスポーツでもある。2019年以降、Scope1およびScope2の排出量を55%削減している。

フォーミュラEについて、ABB FIA フォーミュラE世界選手権は、モータースポーツの次なる進化を体現する、世界初のオール電動レースシリーズだ。フォーミュラEは、イノベーションとスピードそして迫力あるレースが融合する実験フィールドとして展開されている。

本選手権は通算150レースという節目を達成し、ポルシェ、ジャガー、日産、ステランティス、マヒンドラ、ローラ・ヤマハなど、世界的自動車メーカーにとって、将来の都市型モビリティを形作る電気自動車(EV)技術を開発・改良する重要な実証の場となっている。

フォーミュラEのパフォーマンスを根底から支えているのは、社会的・環境的インパクトを最優先に考える姿勢だ。フォーミュラEは社会的・環境的な透明性において高い基準を掲げる姿勢が評価され、世界で初めて、かつ唯一、Bコープ認証を取得したスポーツとなった。さらに、創設以来カーボン・ネットゼロを達成している世界唯一のスポーツであり、最近ではBSIネットゼロ・パスウェイ認証を世界で初めて取得するなど、科学的根拠に基づく気候変動対策における新たなグローバルベンチマークを打ち立てている。

スポーツ界の革新的なチャレンジャーとして、フォーミュラEは予測不可能な接戦が魅力のシリーズだ。11シーズンで10人の異なるチャンピオンが誕生しており、世界選手権レベルのスポーツの中でも屈指の競争力と開放性を備えたタイトルであることを証明している。アクセシビリティへのコミットメントと、世界トップクラスのドライバーとメーカーがそろう環境のもと、フォーミュラEはエリートスポーツ常識を書き換え続け、目的意識ある野心と大胆な行動を重んじる次世代のファンを惹きつけている。

電気自動車に対する認識の変革として、フォーミュラEは、スポーツの魅力を通じて、電気自動車(EV)に対する認識を変える強力なメッセージを発信している。この結果、フォーミュラEファンにおけるEV保有率は、2022年1月の21.7%から、2024年1月には26.4%へと増加した。また、ヨーロッパでは、フォーミュラE初開催シーズンとなる2011年以降、新車登録に占めるEVの割合が1%未満から、2024年には20%超へと大幅に伸びている。

EV技術の革新と普及の推進として、フォーミュラEは、電気自動車分野における革新的技術を実証する場として機能し、その知見を自動車製造の現場へ還元している。例えば、2015年以降、日産『リーフ』は歴代のベストセラーEVのひとつだが、オンコースで得られた技術により、バッテリー容量と航続距離が初代モデルに比べて181%向上している。

サステナブルなスポーツイベントをリードするフォーミュラEは、持続可能なイベントマネジメントに関する国際規格「ISO 20121」に準拠しながらインパクトを創出するアプローチを、その運営の中核に据えてきた。世界で初めて英国規格協会(BSI)によるネットゼロ・パスウェイ認証を取得したスポーツであり、また科学的根拠に基づく目標(Science Based Targets)を設定した初のスポーツでもある。2019年以降、Scope1およびScope2の排出量を55%削減した。シーズン11では、4つの社会貢献プログラムを通じて84389人と関わり、若者の育成「Driving Force」、女性のモータースポーツ参画支援「FIA Girls on Track」、開催都市における地域コミュニティの活性化に取り組んでいる。

《森脇稔》

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