フォルクスワーゲングループ傘下のMANトラック&バスと、欧州の大手商用車レンタル会社TIPグループは、新たな基本契約を締結したと発表した。
契約では3年間にわたり年間最大600台、合計最大1800台の商用車を供給する。対象車両は7.5トンから42トンまでの全重量クラスで、欧州18カ国に展開される。従来型エンジン車に加えて電動トラックも含まれ、契約総額は最大1億6000万ユーロに達する。
MANは長距離輸送、建設、配送物流、都市用途向けに包括的なトラックポートフォリオを提供している。ディーゼル車は7.5トンから255トン、電動車は12トンから42トンをカバーする。
ディーゼル部門では、新型パワーライオンドライブトレインがD30エンジン、ティップマチック14トランスミッション、空力最適化により効率性の基準を確立している。従来モデルと比較して燃料とCO2を最大5%削減し、長距離輸送用の標準セミトレーラーでは、生涯で約35トンのCO2削減と最大2万ユーロの運用コスト削減を実現する。
同時にMANは電動化も推進している。モジュール式バッテリーコンセプトにより、軽量eTGLは最大310km、重量級eTGXとeTGSは構成と用途に応じて最大830kmの航続距離を提供する。eTGXとeTGSは標準でCCS接続と最大375kWの充電能力を備え、2026年初夏からは最大750kWのメガワット充電にも対応する予定だ。
ディーゼルトラックと電動トラックはミュンヘン工場の同一ラインで混流生産されており、市場需要への柔軟な対応とゼロエミッション物流への移行期におけるコスト効率を実現している。
MANのサービス契約により、レンタル会社は顧客に最大限の稼働準備を保証できる。定期メンテナンス、迅速な修理、欧州全域のサービスネットワークにより、固定月額料金で完全なコスト透明性と予算計画の簡素化を実現する。予防保守により計画外のダウンタイムを削減し、収益性を高め、車両価値を維持する。
TIPグループは55年以上にわたり欧州市場をリードするリース・レンタル機器ソリューションプロバイダーだ。アムステルダムに本社を置き、トレーラー、トラック、冷凍車、シャシー、特殊機器の広範な車両群を保有している。17カ国に135のサービス拠点と9万台以上の資産を持ち、欧州全域で顧客にサービスを提供している。




