キャンピングカー向けナトリウムイオン電池、安全性と低温性能を両立し今春発売へ…ジャパンキャンピングカーショー2026

ナトリウムイオン電池(12Vモデル)
ナトリウムイオン電池(12Vモデル)全 3 枚

オンリースタイルエナジーとイナダは1月29日、車載向けナトリウムイオン電池を今春発売すると発表した。1月30日に開幕するジャパンキャンピングカーショー2026に展示する。

【画像】キャンピングカー向けナトリウムイオン電池

ナトリウムイオン電池の製品は2026年春の発売予定で、キャンピングカー向けリチウムイオンバッテリーの販売・展開を行うオンリースタイルエナジーと、高性能鉛バッテリー分野で実績を持つイナダの2社共同プロジェクトとして企画・開発を進めている。加えて、中国の蓄電池市場とのネットワークを有するエクスエスコの知見を得て、開発を推進している。

製品展開は12Vモデルと24Vモデルが予定されており、12Vモデルをオンリースタイルエナジー、24Vモデルをイナダがそれぞれ展開する予定だ。

ナトリウムイオン電池は高い安全性を実現。一般的なリチウムイオンバッテリーは、万が一セルが損傷した場合、発火や熱暴走が発生するリスクがある。一方、ナトリウムイオン電池は内部で発熱が生じた場合でも熱暴走が起こりにくい構造を採用しており、キャンピングカー車内での使用においても高い安全性確保を目指す。

低温環境でも安定した性能を発揮するのも特徴だ。マイナス25度の低温環境下でも充放電が可能。寒冷地や冬季のくるま旅でも性能が低下しにくく、暖房や電装品を安心して使用できる。

過放電に強く、長期保管も安心というメリットもある。万が一、0Vまで過放電してしまっても再充電が可能な優れた過放電耐性を備えている。長期間使用しない場合や保管時でも劣化しにくく、メンテナンスの手間を軽減する。

リチウムイオン電池は、コバルトやニッケルなどのレアメタルを多く使用する。ナトリウムイオン電池は豊富な原材料を活用でき、資源面・環境面の負荷を抑えた持続可能なバッテリーとして期待されている。

オンリースタイルのリチウムイオンバッテリーは「安全・安心」をコンセプトに15年の実績を重ね、キャンピングカー業界で評価を得てきた。今回、ナトリウムイオン電池という新たな選択肢を加えることで、より安全性を重視したサブバッテリー提案を拡充していく。

なお、ジャパンキャンピングカーショー2026のオンリースタイルエナジー、イナダ共同出展ブースは、5ホール中央付近だ。

《森脇稔》

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