中国の商用車メーカー、ユートン・バス(Yutong Bus)は2025年に4万9518台の車両を納入し、前年比5.54%の増加を記録したと発表した。
同社は営業収益の5%以上を研究開発費として毎年投資しており、バッテリー、モーター、電子制御システムにおける技術革新により、純電気バスの寿命を15年または150万kmに延ばす「EV Long-life Tech」を発表した。
2025年にユートンはヨーロッパ、中南米、中東、アフリカ、アジア全域で投資を拡大した。直営サービスステーションと地域スペアパーツセンターを設立することで、販売後の車両信頼性と稼働時間を向上させている。サービスブランド「EnRoute+」の立ち上げは、車両のライフサイクル全体を通じて効率的でインテリジェント、かつシナリオに応じたサポートを提供する取り組みを示すものだ。
製品の性能と運用信頼性は国際市場での実運用を通じて確認されている。フィリピンではC12Proモデルが100kmあたりの燃料消費量を前世代比12%削減した。ヨーロッパではIC12Eバッテリー電気都市間バスが北欧4カ国で1200kmのフルシナリオ・テストを完了し、多様な運行条件下での適応性を実証した。
ベルギーで開催された2025 Busworld Europeでは、ユートンT14EとU15モデルがそれぞれ「Grand Award Coach」と「Grand Award Bus」を受賞した。
世界各地での事業展開も加速している。中央アジアではユートンのバス累計納入台数が1万台を超えた。パキスタンでは2025年に400台、チリでは372台、ギリシャでは100台の純電気バスが納入された。第4四半期にはアフリカ国際スポーツ大会のため、モロッコで723台のバスを納入しイベント輸送を支援した。
同社はグローバルな現地化と雇用を積極的に推進し、安定した現地雇用を生み出すとともに地域コミュニティとの関係を継続的に強化している。
ESGマネジメントにも注力しており、2025年には持続可能性、倫理、責任あるサプライチェーンマネジメントの各分野で高い評価を受け、EcoVadisゴールド評価(81点)を獲得した。
環境への取り組みとして、ユートンは「Net Zero Forest」プロジェクトを継続的に拡大し、中国、チリ、英国、メキシコで約4万7000本の植樹を支援することで「One Bus, One Tree」というグリーンコミットメントを実現した。
2026年も、ユートンは引き続き「人々に楽しい旅を提供し、顧客により大きな価値を創造する」というミッションに取り組んでいく。グローバルパートナーとともに、同社は持続可能な公共交通システムを発展させ、世界の移動手段をより環境に優しく、より誰もが利用しやすいものにすることに取り組み続ける。




