フコク、米バージニア州に現地法人設立…2027年からEV部品など製造へ

フコクの米国新工場の完成イメージ
フコクの米国新工場の完成イメージ全 1 枚

フコクは、連結子会社である韓国フコクと共同で、米国に現地法人「FKC America, Inc.」を新たに設立したと発表した。

新会社は米国バージニア州に設立され、資本金は740万ドル。フコクと韓国フコクがそれぞれ50%ずつ出資する。代表者は権益俊氏が務める。工場稼働は2027年1月を予定している。

事業内容は工業用ゴム製品の製造販売で、敷地面積は5万9489平方メートル(約1万7782坪)。主な製品はダンパープーリー、放熱ギャップフィラー、その他バッテリー関連製品となる。

自動車業界はモビリティ革新の変革期を迎えており、加えて地政学的リスクの顕在化や米国による関税政策など、大きな環境変化に直面している。フコクはこの環境変化を米国における事業伸張の機会と捉え、新たな現地法人を設立した。

韓国フコクが米国向けに展開しているダンパープーリーや、現代自動車に採用されているEV車用のバッテリー周辺製品ギャップフィラー等を足掛かりに、米国における既存顧客への拡販、新規顧客の獲得、新規市場への進出等、機会創出が見込めるとしている。

新法人の設立により、韓国完成車メーカーの米国現地調達化要請にも確実に対応していく方針だ。

現在、フコクグループは米国においてFukoku America Inc.(米国サウスカロライナ州)により、樹脂ブーツの製造・販売、ならびにブレーキシール、防振ゴム、ワイパーブレードラバーなどの販売を行っている。今回の新法人設立により製品ラインナップを拡充し、米国市場における拡販とグローバル事業の基盤強化を図る。

《森脇稔》

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