日本通運は、同一届け先の複数オーダーを1送り状に自動集約し、順次出荷と一括納品を両立する国内航空貨物向け新サービス「NXマルチオーダー One」の提供を開始したと発表した。
近年、物流費・人件費の上昇と人手不足が深刻化する中、同一届け先に複数のオーダーが発生すると、各オーダーの締め切り待ちや集合梱包が必要となり、出荷の滞留・作業時間の増加・作業スペースの圧迫が生じていた。加えて、送り状番号が複数に分散すると配達状況の確認が煩雑になり、受け取りの手間も増加していた。
新サービスは、顧客の出荷データをシステムに連携させることにより、同一届け先の複数オーダーを自動的に1送り状へ集約する。これにより、総個数が確定していなくても準備が整った商品から順次出荷することが可能となり、出荷スペースの効率化と作業負荷の軽減を実現する。
また、分散して出荷された貨物は、日本通運が取りまとめ、最終的に届け先へ一括で納品する。導入には送り状発行システム「S-Printer」またはWeb版「そら S-Printer」を利用し、事前に送り状印刷データを提供することで、日本通運がセットアップまで支援する。
サービスの主な特徴は3点。同一届け先の複数オーダーを1送り状に自動集約し、商品の納品は一括、追跡番号は1つで配達状況管理が容易になる。オーダー締め切り待ちや集合梱包が不要で、ピッキング後に順次出荷でき、出荷現場の作業滞留とスペース圧迫を抑止する。届け先ごとの総重量で運賃を計算するため、個建運賃に比べて輸送コストの削減が可能となる。
導入前シミュレーションとして、現在利用中の輸送業者との比較を希望する場合は、出荷データおよび請求データを提供することで、導入後の効果を試算することができる。




