アンリツは、セルラー通信端末の試験用測定器「MT8000A」向けに、次世代移動通信システム6Gに不可欠な周波数帯FR3に対応した新RFハードウェアオプションを開発し、販売を開始したと発表した。
これにより、4G/5Gに加えて6G/FR3端末の研究開発から商用化まで、将来の通信技術進化に対応可能なプラットフォームを提供する。この製品は3月2日から5日までスペインのバルセロナで開催される世界最大規模のモバイル通信関連展示会「MWC Barcelona 2026」にも出展予定だ。
6Gは、5Gをはるかに超える超高速通信、超低遅延、高信頼性を実現する次世代移動通信システムとして、国際的な規格化検討や商用化に向けた取り組みが加速している。
その中でも、FR3周波数帯(7.125GHz~24.25GHz)は、大容量データの高速伝送と広いカバレッジを両立できる特性を持ち、6Gの実現に不可欠な帯域として注目されている。特に、5Gで広く利用されているFR1を拡張する7.125GHz~16GHzの範囲(Lower FR3)は、国際的な周波数利用ルールを決定するWRC(世界無線通信会議)で既にその一部が議題項目に挙げられており、次回2027年のWRC-27で議論される予定だ。
アンリツは、長年の通信計測の実績を活かし、Lower FR3にも対応した拡張性の高い新RFハードウェアオプションを先行投入した。これにより、既存世代から次世代までをカバーする拡張性の高いテストプラットフォームを実現する。今後はソフトウェアアップグレードにより、6G機能への対応を順次拡充し、6G向け通信端末の開発を支援していく。




