ヤマハ発動機の2025年通期決算は減収減益…最終利益が急減、OLV減損や税負担増

ヤマハ AEROX E(インド向け電動スクーター)
ヤマハ AEROX E(インド向け電動スクーター)全 11 枚

ヤマハ発動機は2月13日、2025年12月期(2025年1月1日~12月31日)の連結決算(IFRS)を発表した。売上収益2兆5342億円、営業利益1264億円で減収減益となった。米国関税やOLV事業の減損損失などが響き、最終利益は161億円に大きく減少した。

●減収減益、最終利益が161億円に急減

売上収益は2兆5342億円(前期比1.6%減)、営業利益は1264億円(同30.4%減)、税引前当期利益は1331億円(同27.3%減)となった。親会社の所有者に帰属する当期利益は161億円(同85.1%減)と大幅減益となった。基本的1株当たり当期利益は16.59円である。営業利益率は5.0%、ROEは1.4%となった。

●米国関税や減損損失が影響

ヤマハ発動機によると、MC(二輪車)事業はインドネシアやフィリピン、タイで販売が増加した。いっぽうで、ベトナムでの生産・出荷停止や、マリン事業のウォータービークル販売減少、OLV(アウトドアランドビークル)事業の販売減少などが響いた。

ヤマハ・トリシティ155 ABS

営業利益は、米国関税の影響、調達コストの上昇、研究開発費や人件費の増加に加え、OLV事業で有形固定資産の減損損失を計上したことなどが影響した。法人所得税費用の増加や繰延税金資産の取り崩しもあり、最終利益は大きく減少した。

設楽元文代表取締役社長は「2025年の当社グループを取り巻く環境は、米国の関税政策を含む各国の経済政策や為替変動など、先行き不透明な状況が続いた。いっぽうで、米国・欧州の政策金利の引き下げなど、政府の景気刺激策が経済を下支えした」と語る。

《高木啓》

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