TDK、2026年フォーミュラE東京大会のタイトルパートナーに就任

TDK、2026年フォーミュラE東京大会のタイトルパートナー
TDK、2026年フォーミュラE東京大会のタイトルパートナー全 7 枚

TDKとフォーミュラEは2月17日、東京で開催される「フォーミュラE Tokyo E-Prix」のタイトルパートナーにTDKが就任したことを発表した 。

【画像全7枚】

これに伴い、レース名称は「2026 TDK Tokyo E-Prix」となり、7月25日から26日にかけて、フォーミュラE史上初となる日本でのナイトレースとして開催される 。

◆「カセットテープ」から「AIのTDK」へ

TDKの代表取締役社長執行役員CEOである齋藤昇氏は、記者会見の冒頭で「当社のイメージは今はAIだ」と断言した 。1935年に磁性材料「フェライト」を工業化したベンチャーとして創業し、カセットテープで世界を席巻した同社は、昨年末に創立90周年を迎えた 。現在は「AIエコシステム」を成長の柱に据えており、その領域はデータセンターやサーバーに留まらず、スマートフォン、ARグラス、そしてモビリティまでを網羅している 。

TDKが掲げるAIエコシステムTDKが掲げるAIエコシステム

TDKがモビリティ分野に着目したのは30年以上前に遡る 。当時から車両の電子制御化(電装化)の潮流を見越し、過酷な環境に耐えうる材料技術を磨き続けてきた 。その代表例が積層セラミックコンデンサ(MLCC)だ 。エンジン車では平均約5,000個使用されるのに対し、BEV(バッテリーEV)では約1万個と倍増しており、同社はこの分野で世界トップレベルの地位を確立している 。齋藤社長は「センシングなくしてデータなし(No Data Without Sensing)」という信念を掲げ、幅広いセンサー技術によって次世代モビリティのトランスフォーメーションを支えていく決意を示した 。

◆「走るスーパーコンピュータ」としてのフォーミュラE

フォーミュラEのCEOジェフ・ドッズ氏は、シリーズ開始から11年での劇的な技術進化を強調した 。設立当初はバッテリー容量が不足し、レース中にマシンの乗り換えを余儀なくされていたが、最新の「Gen4(第4世代車両)」では加速性能がF1を30~35%も上回り、最高時速は200マイル(約322km/h)に達する 。ドッズ氏は「フォーミュラEのマシンは美しい外側の中に最先端技術が詰まったスーパーコンピュータだ」と評した 。

今回の東京大会は、東京都心の一部公道を封鎖して行われる大規模なイベントであり、初のダブルヘッダー(2レース開催)かつナイトレースという、ポストコロナにおける東京のナイトライフを象徴する試みとなる 。

◆持続可能な未来へのコミットメント

TDKは、2025年よりポルシェフォーミュラEチームの公式テクノロジーパートナーを務めており、レースを過酷な実証実験の場として活用している 。今回の提携では、東京大会のタイトルスポンサーに加え、現在開催中のシーズン12のオフィシャルパートナーに就任することも発表された 。

新タグライン「In Everything, Better」のもと、TDKはモビリティをAIエコシステムの基盤と位置付け、内側からイノベーションを推進することで、よりスマートで安全な社会の実現を目指している 。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
  2. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  3. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  4. 8月から車検が変わる…ヘッドライトの「黄ばみ」に注意! DIYよりプロに相談
  5. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. インモールドコーティングコンソーシアム設立、型内塗装の国内普及めざす…武蔵塗料と岐阜多田精機
  3. ダイフク、520億円の成長投資でマザー工場再開発とドイツ企業買収…2030年に売上高1兆円へ
  4. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  5. 中国勢にも対抗する競争力のあるSDV開発に必要なものとは…アステモサイプレモス 木村篤仁氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る