ステアリングを握るときにはいつもお気に入りの曲をかけているという音楽好きなドライバーに向けて、その音楽を「何で再生するか」について解説している当連載。今回は、動画系コンテンツ再生の“裏ワザ”を紹介していく。
◆動画を観るなら「HDMI入力端子」かあるか「カープレイ対応」でないとだめ?
さて、前回の記事にて、動画系コンテンツの再生法について解説した。なお昨今は、動画系コンテンツはストリーミングサービスにて観られることが多くなっている。で、それを活用する際に使われる機器は、主には以下の3つのうちのいずれかだ。「スマホ」、「ストリーミングデバイス」、「車載用Android端末」、これらだ。
なお、スマホとストリーミングデバイスを使うには、車載メインユニットに「HDMI入力端子」が備わっている必要があり、車載用Android端末を使う場合には、メインユニットが「Apple CarPlay」と「AndroidAuto」(以下、カープレイ)に対応している必要がある。
ということは、HDMI入力端子を備えておらずさらには「カープレイ」にも非対応だと動画系ストリーミングサービスを車内で楽しめないのかというと、そうではない。やりようはある。
「HDMI変換アダプター」の一例(ビートソニック・IF36)。
◆「アナログ映像入力端子」があれば「HDMI変換アダプター」を使えばOK!
HDMI入力端子が備わっていなくても、モニターを備えたメインユニットの多くは「アナログ映像入力端子」を持っている。外部映像機器の接続を想定していない機種でも、バックカメラの接続は想定しているがゆえだ。
なのでそこに「HDMI変換アダプター」を接続すれば、デジタル機器をこれに接続することでそのデジタル出力をアナログ信号へと変換できる。結果、スマホのミラーリングも行える。
ただし、アナログ映像入力端子が1つしかなくそれにバックカメラが接続されている場合には、「映像セレクター」も併せて導入することをお忘れなきように。なおそれに、ギアをリバースに入れたときにはバックカメラの映像へと切り替わる機能が搭載されていると便利だ。
ところで、トヨタ車の「純正ディスプレイオーディオ」搭載種の中には、HDMI入力端子のみならずアナログ映像入力端子も備わっていない場合が案外多い。
「トヨタ車用アナログ映像入力端子増設キット」の一例(データシステム・VIK-T72)。◆「テレビキャンセラー」の導入の有無や取り付け費用も鑑みて、ベストを選択!
そうであれば、トヨタ車用の「アナログ映像入力端子増設キット」がいくつかのメーカーからリリースされているので、それを導入すれば外部映像機器を繋げられるようになる。
あるいはトヨタ車の「純正ディスプレイオーディオ」はカープレイに対応しているので、車載用Android端末を導入しても良い。ただし車載用Android端末は、機種にもよるが価格がそこそこするので、そこが悩みどころともなってくる。
とはいえ、これを使う場合にはいわゆる「テレビキャンセラー」は不要だ。そして「USB端子」に接続するだけて使えるので、取り付け工賃も不要だ(一部、取り付けに手間がかかるモデルがありそれでは工賃が発生する)。
なので、テレビキャンセラーが未導入であれば、車載用Android端末の方が総予算が少なくて済む場合もある。逆にテレビキャンセラーを導入済みであれば、アナログ映像入力端子増設キットを使うという手の方がお安くなることもある。
なお、他のデジタル機器も接続したいという場合にはアナログ映像入力端子増設キットの方が向く。
今回は以上だ。次回からはスマホ以外の音楽プレーヤーについての解説を開始する。乞うご期待。




