東急不動産と東急リゾーツ&ステイは2月19日、長野県茅野市の「東急リゾートタウン蓼科」において、トヨタ自動車が開発した次世代モビリティサービス「e-Palette(イーパレット)」の本格運用を開始したと発表した。
e-Paletteは、タウン内循環バスとしてホテルやTENOHAエリアなど主要拠点を結び、予約なし・無料で利用できる。バッテリーEVのため走行中にCO2や排気ガスを排出せず、従来使用していたガソリン車のマイクロバスと比較して、年間約1トン相当のCO2排出削減効果が見込まれる。
本取り組みは、「モビリティを通じて、人と社会の可能性を拡張する」というトヨタの思想と共に、広大な自然の中での「移動のラストワンマイル」を快適かつ環境配慮型に変えていく試みだ。
東急リゾートタウン蓼科は約660ha(東京ドーム約140個分)の広大なエリアを有し、宿泊施設や各施設間の移動距離が長いため、来訪者が短距離移動でもモビリティに頼らざるを得ないというラストワンマイル課題が生じやすい。e-Palette導入により、来訪者の移動手段の選択肢を広げる。
将来的には自動運転化を見据え、すでに運行しているAIオンデマンド交通との連携からリゾートタウン内の移動体験を進化させていく。さらに、有事や災害時には、e-Paletteの給電機能を活用した非常用電源としての利用も想定している。タウン内に水源を含むインフラを有し、東急不動産グループが一体的に運営しているからこそ、移動とエネルギーの両面からリゾートタウンのレジリエンスを高めるモビリティインフラとしての役割も担っていく。
e-Paletteは、広い室内空間や大型ウインドウガラスによる開放感を活かして、人々の移動手段にとどまらず移動する店舗やサービス空間など、一台のクルマを使ってさまざまなモビリティサービスに対応可能なモビリティ。広い車内空間を活かし、人の移動だけでなく、移動販売やサービス提供など多様な用途に対応できる設計となっており、地域や利用シーンに応じて柔軟な活用が可能だ。




