グリーンコープ共同体に所属するグリーンコープ生協おおいたは、災害発生時の避難生活環境改善のための温かい食事の提供を目的としたEVキッチンカー「走るキッチン元気くん」を導入すると発表した。
2025年度「大分県避難生活環境改善推進事業」の補助金を受けて実現した。2月25日にグリーンコープおおいたにてお披露目式を開催し、導入の目的やキッチンカーの仕様などについて説明する。
地球温暖化に伴うと考えられる異常気象は近年、各地で大きな災害を発生させ、多くの人が避難所での生活を余儀なくされてきた。グリーンコープは各地で災害が発生するたびに組合員にカンパを募り、被災された方に寄り添った支援を行ってきた。今回のEVキッチンカーは支援の一環としての取り組みである。
災害が発生した際は、大分県内を第一に、状況によっては県外も含めて活動エリアとして出動する。提供する食事についてはグリーンコープの食材を使用する。緊急時には原材料をグリーンコープおおいたの各店舗から調達し、通常時は必要な食材を共同購入で発注し、食事の提供を行う予定だ。
キッチンカーの運用はグリーンコープおおいたの組合員やワーカーズ、職員によって行い、通常時には地域のイベントへの出店にも活用する。本体ベース車両はEVトラック「フォロフライ」で、緊急時の外部電源としても使用可能だ。
グリーンコープは能登半島地震や各地の豪雨災害、熊本地震、東日本大震災などの被災地へ継続的な支援を行っている。また、地球温暖化対策として2027年までに事業で排出する温室効果ガスをゼロにすることを目指している。すべての車両のEV化、再生可能エネルギーを利用した化石燃料に頼らない発電、ドライアイスの削減、削減できない分を植林などで吸収することなどを実践している。
グリーンコープは配送トラック890台をすべてEVに切り替える計画を進めている。充電には「グリーンコープでんき」を使用し、EMS(エネルギーマネージメントシステム)を利用した充電管理システムで効率的な運行を目指している。




