インテリジェント製品ライフサイクルという考え方…PTC

PTC 社長兼最高経営責任者ニール・バルア氏
PTC 社長兼最高経営責任者ニール・バルア氏全 4 枚

2月26日、PTCジャパンが本社CEO・役員を迎えたプレスブリーフィングを行った。そこで語られたのは「インテリジェント製品ライフサイクル(Intelligent Product Lifecycle:IPL)というコンセプトだ。

登壇したPTC 社長兼最高経営責任者ニール・バルア氏、同最高マーケティング・サスティナビリティ責任者 キャサリン・クニカー氏の発表内容をもとに、IPLとはなにかを考える。

■PTCが目指すインテリジェント製品ライフサイクルとは?

PTCは、ALM(アプリケーションライフサイクル管理)やPLM(製品ライフサイクル管理)、さらにCADやFSM(フィールドサービス管理)といった近年のソフトウェア開発に不可欠ともいえるツールおよび関連ソリューションを展開する会社。SDV、ソフトウェアシフトが進む自動車業界は、グローバルでの競争力を高めるため車両開発をもっと効率化しスピードアップする必要がある。

OEM、サプライヤーにとっても、高度なソフトウェア開発を統合的に管理する可視化ツールや開発環境の導入は不可避な状態ともいえる。自動車業界はPTCにとっても最重要市場であり、SDVはソフトウェア業界においても業績を伸ばすドライバーにもなっている。

ニール・バルア社長は、「インテリジェント製品ライフサイクルとは、設計、計画、生産、サービス維持といった製品ライフサイクル全般にかかわるデータをオープンにつなぎ、統合的に管理するというもの。」と述べる。

そのための主要製品をALM(codebeamer)、CAD(creo)、PLM(windchill)、FSM(servidemax)と位置づけ、それらの統合的な開発環境を構築し、各部門の業務プロセスに新しい付加価値を提供するという。

キャサリン・クニカー氏は「設計や生産などライフサイクルのフェーズごとに分散しているデータをどうまとめるのかがポイントとなっている。エンタープライズ分野では、AIエージェントが新しいインターフェイスとなり、さまざまなデータやシステムをAIの力でまとめる必要がある。」と、IPL実現にはAIの力が欠かせないことを強調した。


《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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