ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは3月12日、大阪芸術大学と大阪府河南町、エムケイ観光バスと連携し、喜志駅と大阪芸術大学を結ぶ通学バスとして、電気バス「ELEC CITY TOWN(エレク シティ タウン)」の本格運行を開始した。同日、出発式を開催した。
今回の電気バス導入は、関西地域において初めて学生が乗車できる公共ルートでの運行となる。河南町がゼロカーボンシティの実現を目指す中、地域の移動課題や既存コミュニティバスの代替時期などを踏まえて協議を重ねた結果、通学ルートにおける電気バス導入が有効であるとの認識が共有された。
車両には、大阪芸術大学の卒業生でアーティストの中山誠弥氏がデザインを手がけたオリジナルラッピングが施されている。通学バスとして運行されることで、学生や地域住民が日常的に電気バスの価値を体験し、電動化への理解促進につながることが期待される。
大阪芸術大学の塚本英邦副学長は「大阪・関西万博で使用されていた電気バスが、喜志駅から大学内までを結ぶスクールバスとして活用されることになり、レガシーの一つとして引き継がれていくとともに、電気バスの運行という次代につながる取り組みに関われることを喜ばしく思う」とコメントした。
河南町の森田吾町長は「河南町は令和4年3月に『ゼロカーボンシティ宣言』を行い、脱炭素社会実現に向けた取り組みを住民や事業者と一体となって推進している。電気バスの導入は、私たちの町にとって脱炭素社会の実現に向けた大きな一歩であり、非常に喜ばしいニュース」と述べた。
エムケイ観光バスの金本達也社長は「河南町が取り組まれているゼロカーボンシティの方針や、大阪芸術大学様の通学環境に関する要望について、関係者と協議を重ねる中で、電気バスの活用という方向性が共有された。静粛性や快適性に優れた『ELEC CITY TOWN』を提案し、今回の出発式に繋がった」とコメントした。
ヒョンデ・モビリティ・ジャパン商用車事業室の大根淳一ダイレクターは「本車両は静粛性と快適性にこだわって開発しており、学生が毎日安心して利用できる心地よい移動体験を提供する。また、大阪芸術大学卒業生の中山誠弥氏が手がけられたオリジナルラッピングにより、単なる移動手段を超え、地域に彩りと活気をもたらす存在になることと確信している」と語った。
今後も、産学官が一体となって地域の脱炭素化を推進し、持続可能なまちづくりを目指していく。




