STマイクロエレクトロニクスは、次世代無線標準規格IEEE 802.15.4abに対応したUWB(超広帯域)チップ「ST64UWBファミリ」を発表した。業界初の完全統合型ソリューションとして、車載機器やコンシューマ機器、産業機器向けに展開する。
新製品は、IEEE 802.15.4zおよび今後普及が見込まれるIEEE 802.15.4ab UWB標準規格に準拠し、マルチミリ秒単位(MMS)の測距や狭帯域無線アシスト(NBA)に対応する。STの18nm FD-SOI技術を活用することで、業界最高レベルのRF性能を実現した。
測距範囲の拡大が大きな特徴だ。ST64UWBファミリは、通常のバルクCMOS技術よりもリンク・バジェットが約3dB高く、IEEE 802.15.4ab標準規格により得られる利得から、さらに約50%も広い測距範囲を実現する。これにより、最大数百メートル離れた場所にある機器の測位とトラッキングが可能になる。



