BMWモトラッドは、3月20日に開幕した「大阪モーターサイクルショー2026」で、クラッチ操作なしで自動シフトチェンジを可能にする「ASA(自動変速アシスタント)」を搭載した『R 1300』シリーズを展示。新型スポーツツアラー『R 1300 RS』を目玉に据え、ファンにアピールした。
【画像】「自動変速アシスタント」を搭載するBMW R 1300 RS
R 1300 RSは人間工学に基づく設計で、ハンドル、フットレスト、シートの位置関係を見直し、ライダーが前方に体重をかけやすいスポーティな姿勢を実現。これにより、特にワインディングロードでのフロントの接地感が向上し、コントロール性が高まった。快適なツーリング向けにはオプションでコンフォートハンドルも用意されている。
BMW R 1300 RS(大阪モーターサイクルショー2026)
また、シートは標準のほかに5種類のオプションがあり、快適性を個別に調整可能だ。ケースホルダーやトップケースキャリアも標準装備可能で、容量26リットルと29リットルのケース、39リットルのトップケースは電動開閉式でUSB-C充電ポートや内部照明も備える。新設計のタンクバッグはストラップ不要でタンクリングに装着できる。
エンジンは排気量1300ccで、ボアは106.5mm、ストロークは73mmに拡大。最高出力は107kW(145hp)、最大トルクは149Nmで、BMWのボクサーエンジンとしては最高性能を誇る。最大回転数は9000rpmに達する。
標準で3つのライディングモード(レイン、ロード、エコ)を備え、オプションの「ライディングモードプロ」ではさらにダイナミックとダイナミックプロのモードが追加される。エンジンドラッグトルクコントロール(MSR)も標準装備し、コースティングやダウンシフト時の後輪スリップを防止する。
BMW R 1300 RS(大阪モーターサイクルショー2026)注目のASAは、従来のシフトアシスタントとは異なり、6速トランスミッションのクラッチとギアシフトを自動化する2つの電気機械式アクチュエーターを特徴としている。手動のクラッチ操作が不要となり、始動、停止、操縦が容易になる。
また、迅速かつ回転数と負荷に適応したシフトシーケンスにより、正確なギア変更が可能となり、ライダーの負担が軽減される。さらに、正確なクラッチ操作により、スロットルグリップとギアシフトレバーを通じてライディング体験をより簡単にコントロールできる。
「M」シフトモードでは、足でのギアチェンジが可能で、ライダーがいつギアを変えるかを決定できる。一方、「D」シフトモードでは、エンジン制御ユニットが自動的にシフトポイントを選択し、どちらのモードでも滑らかなトラクションの中断とともに、ギア変更を実現。
BMW R 1300 RS(大阪モーターサイクルショー2026)例えば、シフトアップ時には、従来の手動クラッチ付きマニュアルトランスミッションに関連する衝撃が大幅に軽減され、ライダーと同乗者間のヘルメット接触のリスクもなくなる。ダウンシフトも、シャシーの乱れを最小限に抑えるように設計されている。
BMWモトラッドは大阪モーターサイクルショー2026に約20車種を展示。ブランドの世界観や最新技術を体感できるブースを展開した。27日に開幕する「東京モーターサイクルショー2026」にも出展し、レースシーンで活躍するトップライダーによるトークショーも開催予定だ。
BMW R 1300 RS(大阪モーターサイクルショー2026)



