キャンピングカーと車中泊スポットのシェアリングサービスを展開するCarstay(カーステイ)は3月27日、2026年のゴールデンウィーク期間(4月25日~5月6日)におけるキャンピングカーのカーシェアおよび車中泊スポットの予約数が、過去最高となる見込みであると発表した。
3月27日時点での合計予約数は約120件、流通総額(GMV)は約700万円となり、いずれも前年同期比で約1.5倍に増加している。期間終了時には予約数約690件、GMV約2200万円と、前年の1.5~2倍に達する見通しだという。
さらに、夏休み期間(8月8~16日)の予約もすでに増加しており、予約数とGMVはいずれも前年の約2倍の水準で推移している。
Carstayによると、これらの動きの背景には、国内宿泊施設の価格高騰に加え、円安や燃料費上昇による渡航費の増加、国際情勢の不安定化などがあるという。海外旅行を控え、国内旅行へシフトする動きが需要拡大を後押ししているそうだ。
バンライフ
2026年のゴールデンウィークでは、ペット同伴での利用が顕著に増加しており、前年の約2.5倍に拡大した。「愛犬と同じ空間で過ごしたい」といったニーズに対し、ペット対応車両を多く取り扱う同社サービスの利用が進んでいる。
キャンピングカーは移動と宿泊を一体化できるため、家族や夫婦、親子、ペット連れなど複数人での利用時にコスト効率が高い点が特徴だ。自由度の高い非日常体験が可能な旅行スタイルとして支持が広がっている。
しかしCarstayによると、国内ではベース車両の供給不足が続き、キャンピングカーの生産台数は減少傾向にある。海外製車両への関心が高まっているものの、価格上昇により購入のハードルが上がっており、カーシェアやレンタルの需要が拡大している。こうした状況の中、小型から大型まで幅広い車種をそろえるCarstayの利用が増加していると、Carstay自身は分析している。
Carstayステーションまた、車中泊スポットの拡充に加え、電源設備や調理環境、周辺の飲食店や温浴施設など受け入れ環境の整備も進んでいる。利便性や安全性、清潔性の向上も需要拡大の要因だろう。
移動傾向にも変化が見られる。Carstayによると、ガソリン価格の高騰を受け、首都圏利用者は長野県や山梨県など近距離エリアに加え、東北や四国、中国、九州方面を選ぶケースも増加しているそうだ。
Carstayはキャンピングカーの製造事業も展開しており、低価格帯モデル「SAny.VAN」への問い合わせも増加している。価格は、ベース車のトヨタ『ハイエース』持ち込み架装で消費税込242万円から、中古車込みで442万円から、新車では544万6100円からとしている。




