“若年層のクルマ離れ”が指摘されて久しいが、その実態を紐解いていくと、「クルマが不要」なのではなく、「欲しいけれど、踏み出せない」という心理が背景にあるという。購入費用の高さはもちろん、税金やメンテナンス、点検・車検にまつまわる維持費や万が一の事故リスクに対する不確実性が、初めての1台に対する心理的ハードルを引き上げている。特に可処分所得が限られる若年層にとって、数百万円規模の買い物をすること自体が大きな決断であり、さらに、その後もどれだけ費用がかかるのか分かりにくい点が、不安を増幅させているようだ。
加えて、若年層のクルマ購入において見逃せないのが「親」の存在だ。こちらの調査によれば、初めてクルマを持つ際、およそ半数の若者が親に相談しており、また5割から7割は親からの経済的な援助を受けているという。
Z世代のはじめてのマイカー選び調査
資金面のサポートに限らず、親から「最適な選択なのか」「安全面は大丈夫か」といった判断を仰ぐケースも少なくない。つまり、本人が乗りたいと思っていても、親世代の理解と納得が得られなければ、最終的な意思決定には至りにくい構造がある。若者にとって安心できる選択となり、親の理解をどう獲得するかが、若年層のクルマ市場において重要なポイントとなっていることがわかる。
不確実性を排除、コストを可視化した“オールインワン”が「KINTO」の魅力
トヨタ ヤリス(2026年2月の一部改良実施前のモデルです)こうした状況の中で注目されているのが、トヨタのサブスクリプションサービスであるKINTOだ。KINTOは、従来の購入やリースとは異なり、クルマにかかる様々なコストを1つにまとめた“オールインワン”のサービスとして設計され、かつ保有ユーザーにとって小さいリスクでクルマを保有できる構造となっている。その本質は単なる支払い方法の違いではなく、クルマを持つことに伴う不確実性をいかに減らすかというチャレンジが行われている点に注目だ。
通常、クルマの所有には車両価格以外にも多くの費用が発生する。自動車保険料、税金、車検費用、定期点検、消耗品の交換、さらには突発的な修理費用など、その内訳は多岐にわたる。しかもそれらは1度にまとまって発生するわけではなく、タイミングも金額もばらばらであるため、ユーザーが総額を正確に把握するのは難しい。実際、「毎月いくらクルマに使っているか」と問われた際、車両本体のローン支払額だけを答えるケースも多く、保険や税金、メンテナンス費用は意識されにくい。
モータージャーナリスト 藤島知子氏KINTOはこうしたクルマ保有に関わる支出が見えにくい構造に対し、費用を月額料金に統合することで、支出の見える化を実現している。保険料や税金、車検、さらにはオイルやタイヤ、バッテリーといった消耗品まで含まれており、基本的にはガソリン代と駐車場代を除けば追加費用が発生しない設計となっている。これにより、ユーザーはクルマにかかるコストを毎月定額として把握でき、初期費用の出費が抑えられたり、家計管理の観点でも計画が立てやすくなる。
最大5万円の自己負担で安心、万が一のリスクを最小限にしたサポート体制
トヨタ ヤリス(2026年2月の一部改良実施前のモデルです)もう1つ重要なのが、リスクの扱い方である。特に若年層にとって大きな負担となるのが自動車保険だ。年齢が若いほど、また補償の対象範囲が広いほど保険料は高額になり、さらに事故を起こした場合には等級が下がるため、翌年以降の保険料が上昇する。加えて、修理費用の自己負担や免責額の問題もあり、「もし事故を起こしたらいくらかかるのか」という不安は常につきまとう。
いわゆるカーリースと呼ばれるサブスク型のサービスにはメンテナンス費用は含まれていても自動車保険(任意保険)を含まないサービスも多く存在する。しかし、KINTOの場合、全てのプランで自動車保険があらかじめ組み込まれており、ユーザー個人の事故によって月額料金が変動することはない。事故時の自己負担額には免責5万円という上限額が設定されており、それ以上の費用はサービス側でカバーされる。この仕組みによって、事故という不確実なリスクがあらかじめコントロールされ、ユーザーは安心して利用することができる。特に運転経験の浅い若年層にとっては、この点が大きな安心材料となるだろう。
KINTO契約に付帯する自動車保険のポイントこうした特徴は、親世代に対しても有効に働く。ひと昔前は「初めてのクルマはぶつけてもいいように安価な中古車を」と考えられることも多かった。しかし、衝突リスクを減らす観点では、最新の安全装備を備えた新車の方が優れているのは明らかだ。一方で、昨今の物価上昇が続く流れのなかでは、新車購入の費用負担が大きくなるだけでなく、万が一事故を起こした際の経済的なリスクも今後膨らむ可能性がある。KINTOはこのジレンマに対し、「安全な新車に、予測可能なコストで乗る」という選択肢を提示している。費用の上限が明確であり、事故時の負担も限定的であることから、親としても受け入れやすい条件が整っていると言える。
KINTOと購入保有の費用支払い比較イメージ友人や家族とのドライブにも活躍、かけがえのない時間を味わうことができる
トヨタ ヤリス(2026年2月の一部改良実施前のモデルです)また、若年層の利用実態に目を向けると、柔軟な使い方ができる点も評価されている。従来の保険では、運転者の年齢制限や家族限定といった条件が設定されることが多く、友人同士でドライブをする際にはクルマを持ち出したドライバーがずっと運転担当となることも多かった。その点、KINTOでは契約者が許可すれば、家族はもちろん、友人でも運転を代わることが可能であり、制約が少ない。これは単なる利便性の問題にとどまらず、クルマを共有する体験そのものの価値を引き上げる素晴らしい内容だ。
KINTO(個人契約)の自動車保険補償対象さらに近年は、クルマ自体の進化も著しい。電動化や先進安全装備の普及により、新型車の魅力が短期間で大きく向上するようになった。その結果、「今買ってよいのか」という判断が難しくなり、購入をためらう要因にもなる。KINTOでは契約途中での乗り換え制度も用意されており、ライフステージの変化や技術進化に応じて車種を見直すことが可能だ。こうした柔軟性は、所有に比べて意思決定の負担を軽減する。
もちろん、すべてのユーザーにとってサブスクが最適な手段とは限らない。長期間同じクルマに乗り続けたり改造などカスタムする場合や、維持費を自らコントロールできるユーザーにとっては、売却益が見込める従来の購入の方が合理的なケースもあるだろう。しかし、初めてクルマを持つ若年層や、費用とリスクの見通しを重視するユーザーにとって、KINTOが提示するモデルは極めて合理的な選択肢となり得る。
はじめてのクルマはKINTO!所有ではなく“利用”をカーライフの選択肢に
トヨタ ヤリス(2026年2月の一部改良実施前のモデルです)クルマの持ち方は、これまでの「所有」一辺倒から、「利用」という考え方へと広がりつつある。その中でKINTOが示しているのは、単なるサブスクリプションサービスではなく、コストとリスクをあらかじめ整理し、予測可能な形で提供するという新しい価値である。高額で不確実な買い物から、管理可能なサービスへと発想を転換すること。その視点は、これからクルマを持とうとする世代にとって、重要な判断軸になっていくはずだ。
今回の執筆にあたり、KINTOマーケティング部 縄田敏行部長(取材当時)に取材を実施した今回は若者がクルマに乗るキッカケを与えてくれる点にフォーカスしたが、KINTOは共働き世代や免許返納を考え始めているシニア、法人利用や個人事業主が利用して得られるメリットも大きい。近年のクルマは車両価格の高騰が著しいが、購入所有、カーシェア/レンタカーと並ぶ第3の選択肢として、“クルマの新しい持ち方・楽しみ方”を提案するKINTOの今後に注目していきたい。
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