イタリアの二輪車メーカー、ドゥカティが創業100周年を記念した限定モデル『スーパーレッジェーラ V4 チェンテナリオ』を発表。これに対しSNS上では「もはやナンバー付きのモトGPマシン」「人間が扱えるのか」など驚きの声であふれた。
【画像】ドゥカティ『スーパーレッジェーラ V4 チェンテナリオ』
同モデルは公道走行可能な車両として世界で初めて、カーボンセラミックディスクを採用したブレーキシステムと、カーボンファイバー製アウターチューブを備えたフロントフォークを組み合わせた。フレーム、スイングアーム、ボディワークにカーボンファイバーを採用し、燃料を含まない装備重量は173kgを実現。標準付属のレーシングキット装着時には167kgまで軽量化される。
エンジンは手作業によるデスモドロミック・バルブタイミング調整を施した「デスモセディチ・ストラダーレ R 1100」を搭載。排気量1103ccで最高出力228馬力を発生し、レーシングエキゾースト装着時には247馬力に達する。これにより1.48馬力/kgというパワーウェイトレシオを実現した。
ドゥカティ スーパーレッジェーラ V4 チェンテナリオ
ブレーキシステムには新開発のブレンボ製カーボンセラミックディスクを採用。C/SiC(炭素繊維強化セラミック)コンパウンドのコア構造により、スチール製ディスクと比較して1枚あたり450gの軽量化と、慣性モーメント40%低減を達成した。キャリパーはビレットアルミニウム製モノブロック構造のブレンボGP4-HY強化キャリパーで、アンチドラッグシステムを搭載する。
サスペンションは公道走行可能車として初めて、加圧式カートリッジを備えたオーリンズNPX 25/30カーボンフロントフォークを採用。UDカーボンファイバー製カーボンスリーブにより、標準の『パニガーレV4』と比較して10%の軽量化を実現した。リアにはオーリンズTTX36 GP LWショックアブソーバーを装備する。
シャシー全体がカーボンファイバーで構成され、フロントフレームはアルミニウム製フレームに対して17%軽量、スイングアームは21%軽量化された。5本スポークホイールはパニガーレV4 Sカーボンより約300g軽量で、フロントサブフレームは200g、リアモノコックフレームは1.4kgの軽量化を達成している。
ドゥカティ スーパーレッジェーラ V4 チェンテナリオカラーリングは新色「ロッソ・チェンテナリオ」を基調とし、この色は2026年のモトGPおよびSBKのオフィシャルカラーにもインスピレーションを与えている。別途100台の特別仕様「スーパーレッジェーラ V4 チェンテナリオ トリコローレ」も用意され、1980年代の750 F1エンデュランスレーシングモデルのレガシーを称えるデザインとなっている。
26名のオーナーには「モトGPエクスペリエンス」への参加資格が与えられ、2026年7月6日・7日に開催される。ドゥカティのインストラクター指導のもと、サーキットでスーパーレッジェーラのパフォーマンスを体感し、デスモセディチGP26を操縦できる特別プログラムだ。
これに対しX(旧Twitter)上では、「もはやナンバー付きのモトGPマシン」「250馬力エンジンは人間が扱えるのか」「カーボンセラミックブレーキ、ついに来たか」「1.48馬力/kgってどういうこと」など、その究極のスペックに驚愕の声が上がった。また、価格は公表されていないものの、1000万円をゆうに超えることは確実。それでも「既に完売とは」など、その人気に驚きの声が上がっていた。




