ブリヂストン、月面探査車用タイヤをスペースシンポジウムに出展へ…走行デモも披露

ブリヂストンが展示予定のモビリティに装着された月面探査車用タイヤのコンセプトモデル
ブリヂストンが展示予定のモビリティに装着された月面探査車用タイヤのコンセプトモデル全 2 枚

ブリヂストンは4月13日から16日まで、米国・コロラドスプリングス市で開催される米国最大の宇宙関連シンポジウム「第41回スペースシンポジウム」に出展する。

【画像】ブリヂストンが展示予定のモビリティに装着された月面探査車用タイヤのコンセプトモデル

JAXAが運営するブース「ジャパニーズスペースインダストリー」への出展は2024年から3年連続となる。

同社は「タイヤは生命を乗せている」という大原則のもと、2019年から月面探査車用タイヤの研究開発を進めてきた。2024年にはアストロボティック社と協業契約を締結し、2025年にはアイスペースとの基本合意書を締結するなど、宇宙産業を見据えたスペースモビリティ領域での価値創出に取り組んでいる。

今回の展示では、2025年に発表した中小型月面探査車用タイヤ(弾性車輪)の開発進捗として、モビリティに装着した状態での走行の様子を公開する。来場者は月面の沈み込みやすい微細な砂地や岩などの悪路を想定した環境下で、タイヤの高い走行性能を「見て・触れて」体験できる。

月面探査車用タイヤの開発は、同社の中期事業計画(2024~2026年)で探索事業として位置付けている空気充填不要の次世代タイヤ「エアフリー」で培った技術を、地球から宇宙・月面へ展開する取り組みだ。将来的には月面という極限環境で磨いた技術を地球上のタイヤにも還元し、さらなる社会価値の創造につなげる方針だ。

ブリヂストンは今後も顧客の要望やミッションに適した月面探査車用タイヤを開発し、宇宙産業の発展に貢献していくとしている。

《森脇稔》

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