日産自動車、文部科学大臣表彰を受賞…高EGR内燃機関用ピストンシール技術が評価

「高EGR内燃機関用高耐食低摩耗ピストンシール機構」採用のエンジン
「高EGR内燃機関用高耐食低摩耗ピストンシール機構」採用のエンジン全 1 枚

日産自動車は4月7日、2025年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰において、同社が開発した「高EGR内燃機関用高耐食低摩耗ピストンシール機構」が科学技術賞(開発部門)を受賞したと発表した。

文部科学大臣表彰は、科学技術に関する研究開発や理解増進などで顕著な成果を収めた個人や団体を表彰するものだ。

今回受賞した技術は、エンジンの高効率化を目的としたステンレス溶射ボアと低硬度ピストンリングを組み合わせた新たなシール技術である。

エンジンを高効率化するために排気再循環(EGR)を高率化する際には、耐食性と耐摩耗性の確保が課題となる。

日産はこの課題に対し、耐食性に優れたステンレス溶射ボアを開発するとともに、低硬度化したDLC(ダイヤモンドライクカーボン)被膜を適用したピストンリングを開発。両者を組み合わせることで高耐食性と高耐摩耗性を両立し、量産エンジンへの適用によって燃費向上を実現した。

受賞者は以下の5名である(敬称)。平山 勇人(日産自動車)、星川 裕聡(日産自動車)、田井中 直也(日産自動車)、野間 俊(日産自動車)、篠原 章郎(リケンNPR)。

日産は今後も本技術を基盤に内燃機関をさらに進化させ、多様なカーボンニュートラル燃料に対応する持続可能なモビリティ社会の実現に貢献していく方針だ。

《森脇稔》

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