日産自動車は、サブコンパクトセダン『ヴァーサ』新型の生産をメキシコ工場で開始したと発表した。
同モデルはデザイン・技術・安全性を進化させたセダンで、メキシコ国内製造へのコミットメントを改めて示すものだ。
ヴァーサの第3世代となる今回の生産開始により、アグアスカリエンテスA1工場の累計生産台数は800万台を突破した。この数字は、同工場が日産にとってグローバルレベルでいかに重要な拠点であるかを物語っている。
■メキシコ最多販売車種としての実績
ヴァーサは2011年のメキシコ市場投入以来、革新性・効率性・信頼性を兼ね備えたモビリティのアイコンとして定着してきた。近年は国内最多販売車種の地位を維持し、メキシコ国内での累計販売台数は100万台を超えている。
新型ヴァーサの製造には4800人以上の従業員と104社のメキシコ人サプライヤーが関わっており、長期的な視点に立った国内市場向けの生産体制が整っている。
■高い自動化率を誇るアグアスカリエンテスA1工場
操業33年の歴史を持つアグアスカリエンテスA1工場は、高度な自動化と効率重視の運営で知られる。
年間平均生産台数は27万2000台で、A1・A2両工場を合わせると46秒に1台の完成車を生産している。プレス加工から最終組み立てまで、精度の高いプロセスが確立されている。
また、同州のパワートレイン工場は4ラインを稼働させ、1時間あたり160基、23.5秒に1基のエンジンを生産する能力を持ち、1日あたり約1万4000基を製造している。
43年間の操業を通じた累計エンジン生産数は1700万基以上に達しており、日産がメキシコが築いてきた製造基盤の厚みと競争力を示している。
日産は新型ヴァーサの生産開始を通じ、革新・品質・メキシコの産業発展への取り組みを継続していく姿勢を示している。




