米国ベストセラーミニバン、クライスラー『パシフィカ』に改良新型…ニューヨークモーターショー2026

・クライスラーは改良新型パシフィカをニューヨークモーターショーで発表。フロントデザインを全面刷新し、光るウイングバッジを採用した。

・最上位グレード「ピナクル」にはブルーアガベ・ナッパレザーとパーケット柄の新シートを採用。高級感あふれる内装が特徴だ。

・3.6リッター・ペンタスター V6エンジンと9速ATを継続搭載。クラス最高の3600lb(約1633kg)の牽引能力も維持している。

クライスラー『パシフィカ』改良新型
クライスラー『パシフィカ』改良新型全 12 枚

クライスラーは、ミニバン『パシフィカ』の改良新型モデルを、ニューヨークモーターショー2026で発表した。

【画像】クライスラー『パシフィカ』改良新型

パシフィカはアメリカで最も売れ、最も多くの賞を受賞したミニバンとして知られる。今回の刷新により、クライスラーが自ら生み出したミニバンというカテゴリーに、新たな息吹を吹き込む狙いだ。

■外観デザインを全面刷新

クライスラー『パシフィカ』改良新型クライスラー『パシフィカ』改良新型

改良新型パシフィカの外観は、技術的でモダンなキャラクターを前面に打ち出した。フロントフェイスのほぼすべての面に手が加えられ、彫刻的な存在感を演出している。

デザインの中心となるのは、新たに光るようになったクライスラーの象徴「ウイングバッジ」だ。このバッジを起点に、車両全体をつなぐLEDライティングシグネチャーが設けられている。

リミテッドおよびピナクルグレードでは、乗車時に「ウェルカムアニメーション」が作動する。センターランプ、シグネチャーライト、クライスラーバッジが順に点灯し、続いて四隅の「ピアノキー」が光る演出だ。降車時にも連動したアニメーションが表示される。

■最上位「ピナクル」に新内装

クライスラー『パシフィカ』改良新型クライスラー『パシフィカ』改良新型

最上位グレード「ピナクル」には、新色「ブルーアガベ・ナッパレザー」の内装が採用された。深みのある色合いは、従来のベージュや黒に代わる現代的な選択肢として、ファミリーカーにハイファッションな雰囲気をもたらす。

シートには新たな「パーケット」柄の穿孔パターンが施され、独自の質感と高級なハンドメイド感を演出。「ソルストッパー」と呼ばれる銅色のアクセントステッチがシート、インストルメントパネル、ドア、アームレストに施され、「タングステンパティナ」のパイピングがシート周囲を縁取る。

■20年以上の歴史を持つ「ストウ・ン・ゴー」を継続

クライスラー『パシフィカ』改良新型クライスラー『パシフィカ』改良新型

2005年モデルで初登場して以来、20年以上にわたりクライスラーの代名詞となってきた「ストウ・ン・ゴー」シート&収納システムは、改良新型でも引き続き採用される。

このシステムは業界初の革新的な機能で、これまでに500万台以上のミニバンに搭載されてきた。クライスラーのミニバンは、2列目・3列目シートを床下に完全に収納できる唯一の車種だ。

改良新型パシフィカでは、2列目・3列目シートを数秒で床下に格納でき、140立方フィート(約3.96立方メートル)以上の広大な荷室スペースを確保できる。シートを展開した状態でも、床下収納ビンが追加の収納スペースとして活用できる。

また、2列目・3列目ともにストウ・ン・ゴーを備えながら全輪駆動(AWD)を選択できる唯一のミニバンという特徴も継続する。この組み合わせはセレクトおよびリミテッドグレードで選択可能だ。ピナクルグレードは3列目にストウ・ン・ゴーを標準装備し、2列目には取り外し可能なキャプテンズチェアを採用する。

■パワートレインと牽引性能

エンジンは受賞歴のある3.6リッター・ペンタスター V6を継続搭載。セグメント唯一の「トルクフライト」9速オートマチックトランスミッションと組み合わせ、最高出力287hp、最大トルク262lb-ft(約355Nm)を発揮する。

インテリジェントAWDシステムは、エンジントルクの100%を後輪または最もグリップのある車輪に配分できる。AWDが不要な場合は動力伝達ユニットと後輪駆動モジュールを完全に切り離し、燃費向上を図る設計だ。

オプションの「トレーラートウグループ」を選択すれば、クラス最高の3600lb(約1633kg)の牽引能力を発揮。トレーラースウェイダンピングや大型ラジエーターも備え、キャンプやレジャーを楽しむファミリーの需要に応える。

《森脇稔》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ノア/ヴォクシー』次期型は新開発エンジン搭載のHEVに…土曜ニュースランキング
  2. ヤマハ発動機、上級モデルのフィッシングボート『YFR330 プレミアムライン』発売 楽器加工を活かしたウッドパネルも
  3. 【BYD ラッコ 新型試乗】1週間、日常使いをしてわかった「2つのメリット」と「3つの課題」…中村孝仁
  4. ホンダ『WR-V』が2027年に大幅改良か? 新顔デザイン採用、待望のハイブリッド追加も!
  5. 純水洗車の「The Fleur MISATO」、「洗い放題.com」が埼玉・三郷にオープンへ…9月26日
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  2. トヨタ自動車・人事情報 2026年6月17日付・7月1日付
  3. 累計15万枚突破「ゴリラマット」、初代『N-BOX』専用モデルを追加…TPE素材採用の3Dフロアマット
  4. 廃棄ガラスのフロート板ガラス水平リサイクルに成功、日本板硝子と板硝子協会が国内初実証
  5. ポルシェはなぜブガッティを手放した? 10億ユーロで売却、選択と集中へ
ランキングをもっと見る