ホンダが小型EV『スーパーワン』を5月発売…オートモビルカウンシル2026に展示、用品も

ホンダ・スーパーワン(オートモビルカウンシル2026)
ホンダ・スーパーワン(オートモビルカウンシル2026)全 15 枚

ホンダの小型EV(電気自動車)『スーパーワン(Super-ONE)』が、4月10日から12日まで幕張メッセで開催されている「オートモビルカウンシル2026」のホンダブースで展示されている。ホンダは先日、新型EVの発売・開発計画を見直すと発表したばかりだが……。

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ホンダは4月10日、日常の移動を刺激的で高揚感あふれる体験へと進化させる小型EV(電気自動車)「スーパーワン(Super-ONE)」を年5月下旬に発売すると発表した。発売に先立ち、全国のホンダカーズにて4月16日から先行予約の受け付けを開始する。

●EV戦略見直しは無関係?

ホンダはスーパーワンのプロトタイプをジャパンモビリティショー2025で発表、東京オートサロン2026にも展示していたが、3月に四輪電動化戦略を見直すと発表した。中長期戦略再構築の詳細については5月に会見する予定で、スーパーワンも市販化が危ぶまれていた。もっともオートモビルカウンシル2026ホンダブースの説明担当者によると、EV戦略見直しは北米市場中心で日本市場への影響は小さいような口ぶりだった。

幕張メッセには標準仕様と、エアロパーツや「BULLDOG」のステッカー(かつての「TURBO II」に合わせた書体)を身にまとった用品装着仕様が展示されている。かたわらには“ブルドッグ”の愛称で呼ばれた『シティ・ターボII』も。

ホンダ・スーパーワン(オートモビルカウンシル2026)ホンダ・スーパーワン(オートモビルカウンシル2026)

●グランドコンセプトは「e: Dash BOOSTER」

スーパーワンは、グランドコンセプトを「e: Dash BOOSTER(イー ダッシュ ブースター)」とし、Aセグメントの小型EVとして位置づけられる。車名には、これまでのEVの常識や軽自動車規格の枠を超越する存在(Super)として、ホンダならではの唯一無二(One and Only)の価値を届けたいという思いが込められているという。

スーパーワンは『Nシリーズ』で培った軽量プラットフォームをベースに、トレッドを拡幅した専用シャシーを採用。薄型バッテリーを床下中央に配置することで重量物を集中させ、低重心化を実現した。車両重量は1090kgで、国内で販売される乗用EVとしてクラス最軽量レベルとなる(ホンダ調べ、2025年12月時点)。WLTCモードでの航続距離は274kmを達成しており、日常での実用性と走りの楽しさを両立が期待できる。

ホンダ・シティターボIIとモトコンポ(向かって左。オートモビルカウンシル2026)ホンダ・シティターボIIとモトコンポ(向かって左。オートモビルカウンシル2026)

●専用開発の「BOOSTモード」

運転をより刺激的な体験にする専用ドライブモード「BOOSTモード」を搭載する。

BOOSTモードでは最大出力を通常モードの47kWから70kWへと拡大。7段変速の有段変速機のようなギアチェンジ感覚を再現した「仮想有段シフト制御」と、アクセル操作に応じて迫力ある仮想エンジンサウンドを車内に響かせる「アクティブサウンドコントロールシステム」を連動させる。ステアリングのパドル操作による変速も可能で、より積極的なドライビングを楽しめる。

メーターには「バッテリー温度計」「疑似タコメーター」「出力計」から成るデジタルのトリプルメーターを採用。助手席インパネのロングイルミネーションは通常モードで青色、BOOSTモードで紫色に変化する。

●デザインと専用カラー

ボディーカラーは全5色を設定。スーパーワン専用の新色「ブーストバイオレット・パール」は、上空を走る雷「ブルージェット」をモチーフとした深みのある紫色だ。ブリスターフェンダーがロー&ワイドなスタンスを際立たせ、フロントとリアのエアダクトを含む専用エアロが走行性能と機能美を主張する。

専用スポーツシートはブルーの表皮をアシンメトリーに配色し、高いホールド性を意図している。

●ボーズのプレミアムサウンドシステムを標準装備

オーディオには、ボーズ(BOSE)と共同開発した8スピーカー搭載の「BOSEプレミアムサウンドシステム」を標準装備する。ボーズのシステムをホンダの小型モデルに搭載するのは初。

ボーズ独自技術「Dynamic Speed Compensation(ダイナミック スピード コンペンセーション)」により、車速に応じて音量と音質を自動調整。荷室に設置した13.1Lの大容量サブウーファーが迫力ある重低音からクリアな高音までバランスよく再現する。

《高木啓》

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