自動運転ロボタクシー市場が急拡大、2026年が転換点 カウンターポイントリサーチ調査

自動運転ロボタクシー市場が1,680億ドルへ急拡大 2026年が商用化の転換点【カウンターポイントリサーチ】
自動運転ロボタクシー市場が1,680億ドルへ急拡大 2026年が商用化の転換点【カウンターポイントリサーチ】全 1 枚

グローバル市場調査会社のカウンターポイントリサーチは、ロボタクシー市場が2035年に向けて大きな変革的成長を遂げ、サービス市場規模が1,680億ドルに達するとの見通しを示す最新調査「Global Robotaxi Vehicle Sales and Services Market Forecast」を発表した。

ロボタクシー業界が転換点へ

同調査によると、2026年はロボタクシー業界が地域限定の実証運行を超え、本格的な商用展開へと進む重要な転換点になる可能性が高い。Waymo、Baidu Apollo、Tesla、WeRide、Pony.aiといった主要プレイヤーは、北米、中国、欧州・アジアの主要都市で事業拡大を進めており、過去10年にわたって続いてきた長い準備期間が終わりに近づいていることを示している。

2035年までに、グローバル市場におけるロボタクシーフリートは360万台に達し、都市交通のあり方を根本的に変えるとともに、自動車所有という概念そのものに挑戦する存在になると見込まれる。この成長は、自動運転向けエンドツーエンドAIモデルの急速な進化、過去最高水準の投資、そして車両フリート規模の拡大に支えられている。

中国・米国が市場を主導

中国は、商用化のスピード、V2X通信インフラを含む政府支援、そして低コストを背景に、ロボタクシーフリート展開で世界をリードするとみられる。Baiduが「Apollo Go」を武漢、北京、深圳などの主要都市で展開し先行しているほか、2024年後半のIPOで資金を調達したWeRideとPony.aiも、フリート規模と運行エリアの両面で拡大を進めている。

また、Alibabaが支援する中国最大の配車サービス企業Didiも、広州、上海、北京でレベル4自動運転車の試験運用を進めており、後発の有力競争相手として浮上する可能性がある。

一方、米国はフェニックス、サンフランシスコ、オースティンといった都市での早期商用化に支えられ、引き続きロボタクシー分野の主要なイノベーション拠点であり続ける見通しだ。Waymoが米国内の都市展開を通じて商業的な成立可能性のベンチマークを打ち立ててきた一方、Teslaが2025年にオースティンでの実証運行を皮切りに専用ロボタクシー市場へ参入したことで、新たな競争圧力が生まれている。Teslaはビジョン専用の自動運転技術に依存し、専用車両Cybercabを通じてロボタクシー展開を加速させることを目指している。Zoox、Uber、Lyft、Motional、May Mobility、Avrideといったプレイヤーも市場シェアを獲得していくとみられる。

地域別の成長シナリオと今後の展望

欧州、中東、東南アジア、日本、韓国、オーストラリアの主要都市では、Wayve、MOIA、Grab、Bolt、Go Inc.、Kakao Tといった地場プレイヤーに加え、米国勢や中国勢も交えた競争が進む見通しだ。

欧州のロボタクシー成長は規制上のハードルから当初は慎重なものになる見込みだが、質の高いリターンが期待される。その他地域の市場は、コスト効率の高い車両プラットフォームが成熟する2030年以降に加速していくとされる。

同社シニアアナリストのMurtuza Aliは「ロボタクシー業界は現在、急速な拡大局面に入りつつあり、高収益かつスケーラブルなサービスの創出が進んでいる。2035年までには、中国と米国がグローバル市場でのロボタクシーフリート展開の大半を牽引する見通しだ」と述べている。

今回の調査「Global Robotaxi Sales and Market Forecast」は、米国、中国、欧州、その他地域の4つの主要地域ごとに、年間新規ロボタクシー車両販売台数、累計フリート規模、車両販売売上高、ロボタクシーサービス売上高の予測を示しており、OEM、技術サプライヤー、フリート運営事業者、投資家、政策立案者にとっての実用的なインサイトを提供している。

自動運転ロボタクシー市場が1,680億ドルへ急拡大 2026年が商用化の転換点【カウンターポイントリサーチ】

《ロボスタ編集部》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「惚れ惚れするほどカッコいい」ボルドー色のホンダ『プレリュード 2027 リミテッドエディション』に絶賛の声
  2. ホンダ『シビックタイプR HRC』は2027年登場か…“究極のFF”が市販化の可能性
  3. 新車で30万円以下から買える!「125ccスクーター」13選、スズキ・ホンダ・ヤマハを完全網羅
  4. レクサス『IS』に25周年記念車、専用グリーンと日本にない3.5リットルV6搭載…北米限定350台
  5. トヨタ『シエンタ』次期型は2027年登場か---新開発1.5Lエンジン搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. ams OSRAM、CMOSイメージセンサー事業を米インディー・セミコンダクターに売却…AIフォトニクス・ARに集中
ランキングをもっと見る