「サブウーファー」を心地良く鳴らすセッティング術を公開![イン・カー・リスニング学…チューニング編]

「パワードサブウーファー」の取り付け例。
「パワードサブウーファー」の取り付け例。全 3 枚

カーオーディオシステムにこだわるという趣味の世界の面白さや奥深さを紐解いている当連載。現在は「チューニング編」をお贈りしている。今回から数回にわたっては、「サブウーファー」を導入する際のサウンドセッティング法を紹介していく。

【画像全3枚】

◆「サブウーファー」も「サウンドチューニング機能」を駆使すればしっかり鳴らせる!

さて、カーオーディオでは車室内空間が狭い等の理由で音響的なコンディションがあまり良くなく、それを改善するために「サウンドチューニング機能」がさまざま活用されている。で、サブウーファーを導入する際にもこの性能を引き出すためにはサウンドチューニング機能の駆使が必要となる。

ところで、カーオーディオにてサブウーファーが用いられることが多いのは、ドアに取り付けられるスピーカーでは音源に含まれている最低音域までをスムーズに鳴らしきれないからだ。スピーカーは振動板の口径が大きいほど低音再生が得意になるのだが、ドアに取り付けられるスピーカーは17cmクラスが最大サイズで、この大きさでは物理的に超低音をよどみなく再生し難い。

しかし振動板の口径が20cmとか25cmあるサブウーファーを用いれば、超低音をしっかり鳴らせるようになる。

「パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX140DA)。「パワードサブウーファー」の一例(カロッツェリア・TS-WX140DA)。

◆「ゲイン」の設定を誤ると、サブウーファーの音がクリップする!

しかしながら「サウンドセッティング」を誤ると、むしろこれがノイズの発生源ともなりかねない。ありがちなのは、サブウーファーから放たれる低音が割れてしまうことだ。せっかく導入したのだから大きな音でこれを鳴らしたくもなるのだが、そうするといわゆるクリップが起きやすくなる。これが起こると、音がつぶれてノイジーになってしまうのだ。

では、そうならないようにするためのサウンドセッティング法を説明していこう。サブウーファーが「パワードタイプ」の場合には、以下のようにするとOKだ。

「パワードサブウーファー」には多くの場合、「ゲイン」というスイッチが装備されている。これはつまり「入力ボリューム」を調整するスイッチだ。で、まずはゲインをミニマムにしておき、パワードサブウーファーのリモコンの音量をマックスに設定する。

「パワードサブウーファー」のリモコンの一例(カロッツェリア・TS-WX140DA)。「パワードサブウーファー」のリモコンの一例(カロッツェリア・TS-WX140DA)。

◆リモコンの音量を上げた状態で、「クリップ」するまでゲインを上げて…

その状態で、いつも聴いている中での最大の音量で音楽を流そう。そうしてそこから少しずつゲインを上げていく。そうするとどこかで低音が「クリップ」し始める。そうなったらクリップする直前のところまでゲインを戻そう。これにて設定は完了だ。

かくしてこのように設定すれば、大きな音量で音楽を聴いていてパワードサブウーファーの音量もかなり上げたとしてもクリップが起こらなくなる。

なお機種によっては、ゲインが「ハイ」と「ロー」の2択方式になっている場合がある。そのときはまずはローにしておき、その状態でリモコンの音量をマックスにして大きめの音量で音楽を流す。その状態でクリップしなければハイを試し、クリップしたらローに戻そう。ローでもクリップするようならリモコンのボリュームはクリップするまでは上げないように気をつけよう。

今回は以上だ。次回もサブウーファーの「サウンドチューニング」法を紹介する。お読み逃しのなきように。

《太田祥三》

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