Reachは、「Auto China 2026(北京モーターショー2026)」で、AI自動車の知能進化を支えるフルスタック製品ポートフォリオを発表した。
北京モーターショー2026会場には業界団体のリーダーや専門家のほか、ホンダ、トヨタ、FAW、ジーリー、GAC、東風ヴォヤ、FAWジーファン、BMW、フォルクスワーゲンCARIAD、チェリー、日産、マツダ、日立アステモ、ボッシュ、UAES、ZTEマイクロエレクトロニクスなど、主要OEMや産業パートナーの経営陣・代表者が来場した。AIがもたらすモビリティの未来や、自動車の知能進化について議論が行なわれたという。
Reachは、AI自動車が「指示に応答する」段階から、「ユーザーの意図を理解し、先回りしてサービスを提供する」段階へ進化していると説明した。人とクルマのインタラクションも、単一機能のスマート化から、統合された知能体験へ進化しているとする。
Reachのフルスタック製品ポートフォリオは、「AI自動車神経基盤」「感情認知」「知能運転ブレイン」「車雲協調計算ブレイン」「エネルギーハート」の5領域をカバーし、AI自動車の進化を支援する構成となっている。
中核技術として紹介した「NeuSAR OS」は、AI自動車向けのデジタル基盤となるOSで、1000万台以上の量産実績を持つという。車両全体の機能やクロスドメインリソース、AI Agentを統合管理し、安全性、信頼性、拡張性を備えたAIアプリケーション基盤を提供する。Reachによると、開発効率を30~50%向上できるとしている。
また、「Cloud OS」は、車載小規模モデルとクラウド上の大規模モデルを連携させる車雲協調型コンピューティングアーキテクチャを採用。ハードウェア依存を低減しつつ、計算コストの最適化を図る。
知能運転分野では、第5世代アーキテクチャ「NeuAUTO」とフルスタックAIソリューションを展開。統一ソフトウェアアーキテクチャとエンドツーエンドAIモデルにより、乗用車と商用車の量産展開を加速するとしている。
EV分野では、AIデータ駆動型EVパワーシステムを披露した。バッテリーの予防的な健康管理やエネルギー最適化に対応するほか、AIを活用した自動テストシステムにより、テスト効率とカバレッジの向上も実現したという。
さらにReachは、車両ライフサイクル全体をカバーするAI Agentソリューションも発表した。全領域データプラットフォームと、企画、アフターサービス、運営を支援するインテリジェントシステムを基盤に、商品企画、価格予測、安全監視、顧客運営などを支援する。
Reachは、AI自動車の進化にはシステムレベルの能力構築とエコシステム連携が重要になると説明。グローバルOEMやTier1サプライヤー、半導体パートナーとの連携を進め、大規模な産業実装を加速するとしている。




