HKS、「人とくるまのテクノロジー展2026」に出展 PHEV協調制御や最新ピストン技術など5テーマを展示

HKSの「人とくるまのテクノロジー展2026」ブースイメージ
HKSの「人とくるまのテクノロジー展2026」ブースイメージ全 12 枚

HKS(エッチ・ケー・エス)は、5月27日から29日にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2026 YOKOHAMA」に出展する。5月19日から6月9日まで開催のオンライン版「人とくるまのテクノロジー展2026 ONLINE STAGE1」へも同じく出展を予定。

【画像】「人とくるまのテクノロジー展2026」出展内容

今年度のテーマは「実証された技術で、次の標準を創る。」。カスタマイズパーツメーカーとしての枠を超えた技術開発力を軸に、5つの分野が展示される。

1つ目は、サスペンション開発受託および部品試験受託。自動車メーカーやアフターパーツ市場向けに、純正形状ショックアブソーバやスプリングの設計・開発・製造受託が提案される。ショックアブソーバ試験機および3軸サスペンション試験機の2台の高性能油圧試験機を活用した試験受託にも対応しており、実走行波形を再現した3軸耐久試験や疲労試験、ショックアブソーバ内部の可視化解析なども対応範囲に含まれる。

3軸サスペンション試験機3軸サスペンション試験機

2つ目は、開発中の最新ピストン技術「3次元プロファイルピストン(3D PROFILE PISTON)」。ピストンスカート部にミクロンオーダーの3次元形状加工が施されており、最適な油膜分布の形成によるフリクション低減を目指した技術となっている。膨張行程での適正な油膜形成に加え、オイルの排出性と保持性を両立した設計により、エンジン効率の向上と高性能化への貢献が期待されている。

3つ目は、旧型車向け補修パーツのOEM開発・受託生産。クラシックカー・ネオクラシックカーブームを背景に、HKSおよびグループ企業の日生工業が持つ精密加工技術を活用し、入手困難となった旧型車部品の製作に対応する。最新の5軸複合旋盤によるワンチャック同時加工など、先進の加工設備を用いて部品のリバイバルが図られる。

旧型車向け補修パーツ OEM開発・受託生産:ニッサン 310サニー(JCCA参戦車両にて部品開発中)旧型車向け補修パーツ OEM開発・受託生産:ニッサン 310サニー(JCCA参戦車両にて部品開発中)

4つ目は、ヘリテージパーツ対応の高付加価値マフラーOEM開発・受託生産。生産が終了した旧型車向けに、チタン素材による軽量化や絞り無しのストレート構造、最適なパイプ径の採用による低排圧化、こもり音を抑えたサウンドチューニングなどが盛り込まれたプレミアムなマフラーの製作が可能とされている。

5つ目は、開発中のシリーズ方式PHEVにおける協調制御装置。開発車両「HKS e-HIACE MULTI ENERGY CONCEPT」を用い、エンジン発電・モーター力行・回生トルクをミリ秒単位で協調制御するシームレスなトルクブレンドが目指されている。商用車特有の積載量変化にも柔軟に対応し、電費・燃費の最大化を図る。コントロールユニットにはディスペース製MicroAutoBox IIIが採用されており、制御ロジックは完全自社開発となっている。

シリーズ方式PHEVにおける協調制御装置(開発中):開発車両:HKS e-HIACE MULTI ENERGY CONCEPシリーズ方式PHEVにおける協調制御装置(開発中):開発車両:HKS e-HIACE MULTI ENERGY CONCEP

《ヤマブキデザイン》

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