BASFは5月19日、「人とくるまのテクノロジー展2026」に出展すると発表した。次世代モビリティに向けたパフォーマンスマテリアルズの包括的なポートフォリオを紹介する。
展示は横浜(パシフィコ横浜、展示ホール、小間番号398、5月27日~29日)と名古屋(愛知県国際展示場、小間番号309、6月17日~19日)の2会場で行う。
主な展示では、リサイクルされたポリウレタン廃棄物を活用したElastofoam製ステアリングホイールを取り上げる。ポストインダストリアル由来のポリウレタン廃棄物を再資源化し、OEMの仕様を満たすElastofoamを採用した。あわせて、使用済み製品由来リサイクル材(PCW)を用いたステアリングホイールの評価も進めている。
また、IsoDynamicシートを展示する。オフロード車や高性能車向けに、乗り心地や振動低減、人間工学的性能の向上を目指したフォームおよび材料技術を活用する。BASF、トヨタ自動車、US Farathaneは、2024年モデルのピックアップトラック『タコマ」の「TRD Pro」に採用されたIsoDynamic樹脂シートフレーム設計で、SPE自動車イノベーション賞の最高賞とイネーブリングテクノロジー部門賞を受賞している。
さらに、スタビライザーリンクでは使用済み車両からポリアミドを回収するリサイクル技術を紹介する。解重合に基づき、解体・破砕したポリアミド部品を元のモノマーへ分解し、回収したカプロラクタムを高純度に精製した後、再重合して再生ポリアミドにする。用途に応じたコンパウンド化も行う。
ZFグループとのパイロットプロジェクトでは、このリサイクル材を用いてメルセデスベンツ向けの高機能シャシー部品のスタビライザーリンクの製造に成功した。試験では、解重合ポリアミドが機械的・化学的・物理的特性で従来品と同等の性能を示した。
このほか、EV充電ケーブル被覆向け難燃性TPUのElastollanなど、eモビリティ関連ソリューションや軽量構造、熱マネジメントに関する材料も展示する。




