日野『デュトロ Z EV』を改良、航続20%以上向上…2026年モデル発売

・航続距離をWLTCモードで184kmに向上、従来比20%以上アップ

・出会い頭警報(FCTA)を新規搭載、PCSの検知性能も向上し安全性を強化

・バックドア操作性改善やUVカットガラス採用など、ドライバーの負担軽減も図る

日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル
日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル全 5 枚

日野自動車は6月2日、超低床・前輪駆動の小型EVトラック『デュトロ Z EV』を改良し、2026年モデルとして発売した。

【画像】日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル

日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル

航続距離を従来比で20%以上向上させるとともに、安全性と使い勝手を高め、物流業界における新たな担い手の活躍と定着に貢献することを目指す。

日野デュトロ Z EVは2022年の発売以降、累計2000台以上を販売してきた。普通免許で運転できるサイズによるドライバー不足の解消、超低床・ウォークスルー構造による作業負担の軽減、BEVならではの静粛性を生かした住宅地での配送対応など、ラストワンマイル物流が抱えるさまざまな課題の解決に貢献してきた。

■航続距離の向上

大容量バッテリー(総電力量46.7kWh、リチウムイオンバッテリー)の搭載により、WLTCモード(国土交通省審査値)で一充電当たり184kmの航続距離を達成した。市街地での配送に十分な距離とし、充電残量への不安を軽減する。充電方式は普通充電と急速充電(CHAdeMO方式)に対応し、V2L・V2Hによる給電も可能だ。

■安全装備の強化

日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル

新たに「出会い頭警報(FCTA)」を搭載した。車両の左右前面に設置した広角ミリ波レーダーが前方死角エリアの移動物を検知し、衝突のおそれがある場合は警報音やピラー部表示灯の赤色点滅、マルチインフォメーション表示でドライバーに注意を促す。見通しの悪い交差点での出会い頭事故や、右左折時の接触事故の抑制に役立てる。

また、PCS(プリクラッシュセーフティシステム)はミリ波レーダーと画像センサーによる検知性能が向上し、車両に加えて昼夜の歩行者や自転車運転者の検知も可能になった。

■使い勝手の改善

日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル日野『デュトロ Z EV』の2026年モデル

荷台バックドアのストッパー解除方式をワイヤー式からインサイドハンドル式に変更し、荷物を持ちながらでも操作しやすくした。フロントおよびサイドガラスにはUVカットガラスを新規採用。さらに、坂道発進時の後退を防ぐ「ヒルアシストコントロール」も新たに搭載した。

主要諸元は、全長×全幅×全高が4690×1695×2285mm、最大積載量950kg、車両総重量3440kg、モーター最高出力50kW。

電動商用車の導入から充電器などの周辺機器、エネルギーマネジメントまで、日野のグループ会社であるCUBE-LINXのソリューションも利用できる。

《森脇稔》

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